「モノを捨てても思いは消えない」ハッピー・オールド・イヤー エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
モノを捨てても思いは消えない
スウェーデン留学から帰国したデザイナーのジーン。彼女は家を出た父が残した音楽教室兼自宅の小さなビルをリフォームしデザイン事務所にするぺく強引な断捨離を開始した。序盤の彼女は超クールだった。
しかしスローダウン。
借りていたものを返してまわるうちに、彼女の中にあった感情があふれ出した。超ウェットになった。
借りることができなかった、いや借りる人さえいなかった自分にわかるはずがなのだが、何故か彼女と一緒に涙した。
『モノに魂が宿る』のか『記憶の中に刻まれる』のか定かではないが、捨てるってホント難しい。
自分はここ数年でレコード、本、映画のパンフレットをすべて処分した。言葉にはできないが何かが変わった。でも自分の中にある思いは変わらない。なくならない。
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