「ときめくで推し量れないもの」ハッピー・オールド・イヤー Chiharuさんの映画レビュー(感想・評価)
ときめくで推し量れないもの
断捨離ブームに抵抗感がある。
劇中にも出てくるが、断捨離ブームの火付け役にもなったあのメソッドが引っかかっていたからだ。
ときめく、その表現とライフスタイルビジネスへの違和感。
その空前のブームを絡めたり、散りばめられている日本の物。小洒落た日本を皮肉ってる様で面白かった。
黒いゴミ袋への描写は心の中とリンクしてた。
考えないで捨てた物はいろんな形で戻ってくる。
物も感情も人間関係も捨てれば終わりじゃない、蓋を開けなければいけない日がくる。
開けるつもりじゃなかった蓋が空いてしまった家族、押し殺していた感情も無理矢理こじ開けられた感じがして胸が痛くなった。
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