「電脳少女シロによる」白爪草 じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
電脳少女シロによる
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Vtuber主演のワンシチュエーションスリラーという映画だけど、はたして映画として成立するのか。
Vtuberと言えば、ゆらゆらと掴みどころのない表情をしながら揺れているイメージだが、そこは相変わらずだ。
画面に大きな変化は起きない。花屋のバックヤードでの、双子の姉妹の会話だが、そこはかとなく不穏な空気が流れる。
途中で、どうやらこの双子はサイコパスであることが分かる。
でも、最初は姉の紅が、大した理由もなく両親を殺した。はずだったのに、実は、妹が両親を毒殺したことが告白される。それも、壊れゆく夫婦を、標本のように固定したくてだ。これはサイコパス的発想。
しかし、妹の罪をかぶり姉の方が服役した。
出所後、姉が妹のところに来たのは妹になりかわるため。大した良心の呵責もなく妹を殺害しようとする。これもそう。
妹は自分の罪を認め、姉と入れ替わることを承諾。3ヶ月後に紅として自殺をする。
しかし、本当は姉は本当に両親を殺害しており、姉にくみしたカウンセラーの桔梗先生の企みで洗脳が行われ、罪をかぶせてしまったと妹は思い込むように仕向けられたのだった。
最後に、再びどんでん返しがあり、妹もかなりなサイコパスだったことが知らされる。
結局、双子はカウンセラーの手のひらで踊らされていたのだった。
このカウンセラーもかなりなサイコパス。
総評としては、ラジオドラマがベストではないかなと思う。
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