劇場公開日 2020年11月27日

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「放浪のつらさ」ヒトラーに盗られたうさぎ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5放浪のつらさ

2020年12月9日
iPhoneアプリから投稿

政治や戦争でもなく、『アンネの日記』のような逃亡劇でもなかった。

移民の、特に子どもたちの苦労を追う内容。
親は仕事が見つからず貧困にあえぎ、挨拶や風習も分からず笑い物になる。
必死になって言葉を覚えても、経済的事情や戦況によって暮らす国を変えなければならない。
生活基盤を一夜で失い、友達と別れて会えなくなり、大好きな人たちは死んでしまう……
引っ越し先では、また一からやり直し。
「我が家」がないつらさ。

ナチスに追われる一家を描くことで、今も欧米に多数いる移民・難民の姿をダブらせているように見えました。

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コージィ日本犬