「しなやかに逞しく生き抜く姿が印象的」ヒトラーに盗られたうさぎ kiririn♡さんの映画レビュー(感想・評価)
しなやかに逞しく生き抜く姿が印象的
ヒトラーの台頭により、亡命を余儀なくされる家族。ベルリンにはいつ帰れるのか、帰ることはできるのか。言葉や慣習の違い、そして友だち。過酷な生活の中で、少女はたくさんの「さようなら」を重ねる。しなやかに逞しく生きる姿は印象的。
子どもが子どもらしく、子どものときを過ごすことを奪う時代。そのままを肯定し、包み込んでくれる父。子どもたちと一人の人間として接し、会話をする。とても印象的な光景。
どこに行ったって、またチーズから始めればいい。
家族がいる場所、そこがきっと「我が家」になるのだろうと感じた。
ジュディス・カーの絵本、改めて読み直したいな。
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