「韓国の監督だったら多分がっつり場面入れたんだろうな」ベイビー・ブローカー こまめぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
韓国の監督だったら多分がっつり場面入れたんだろうな
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奇妙な縁で集まった五人がいつの間にか擬似家族の様相を呈して。薄氷を踏むような危うさと背中合わせ。
儚い幸福の時間がより切ない。
あからさまな暴力場面はなく、あくまでもそういうことになってしまったんだろうなと察する描き方。
多分韓国の監督なら犯行場面ガッツリ入れたのだろうなと思った。
あえて入れなかったことで、全体のガラスのように繊細な穏やかな空間が壊れず終盤へ。
しかし疑似家族好きだね。
この作品でソン・ガンホがカンヌで主演男優賞を受賞。
ずっと応援してきたので、むしろ世界よ遅いわ、て不満に思ったほどです笑。
劇場舞台挨拶のある日に行けて、主要出演者たちみんな勢揃いで感慨もひとしおだった。
ソン・ガンホとイ・ジュンギが空港で互いのファンがどんだけ待ってるかの勝負をしてたらしいが、一番待ってたファンが多かったのはイ・ジウンちゃんだったという。
ちゃんとオチのついたエピソードも置いてってくれたサービス満点。
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