「純真無垢な気持ちで」ウルフウォーカー KZKさんの映画レビュー(感想・評価)
純真無垢な気持ちで
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アイルランドのアニメーション映画は多分初めて劇場で鑑賞した経験となったであろう。とても貴重な体験となった。
主人公のロビンと森に住むオオカミ使いのメーヴが友情が芽生え育み、人間とメーヴはじめ森に住むオオカミたちとの対立を描いた作品。
ロビンの住む村やロビンの父は森を支配下にしたくオオカミ狩を行なっている。その辺の溝に苦しむロビンの心の成長が主となる。
話のルーツはもののけ姫なんかと似ているなと思った。ただこの作品の主人公のロビンはもっと幼く、自分の素直な気持ちやありのままの本能を大切に行動に出る。この辺りの行動に理由や意味を求めすぎると引っかかる点は多い。いかに見てる側も純真無垢な気持ちで見られるかはさらに楽しく鑑賞できる要因になりそうにも思えた。
ロビンとロビンの父も最後はメーヴ親子のように人間とオオカミのハイブリッドとして森に住む事となる。
この結末やそれまでの描写含めかなり展開が読みやすくありきりたな展開に感じた。
自分と対する存在の価値観や、彼らの生き方考え方。この辺りをメーヴと出会い、ロビン自身オオカミになる事で理解や成長に繋がるのだが、この辺が物凄くストレートに描かれているため比較的子供たちが楽しめる作品に思えた。
もちろん大人でも楽しめるとは思う。個人的には比較的子供向け作品のように感じ、物凄く興味を惹かれる事はなかった。
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