「ほどほどに風刺、ほどほどにほっこり」100日間のシンプルライフ REXさんの映画レビュー(感想・評価)
ほどほどに風刺、ほどほどにほっこり
2人の男が全ての家財道具を倉庫に預け、1日1つずつ必要なモノを取り戻していく争いを描く。持ち物全てをリセットした青年の実験生活を綴った、フィンランドのドキュメンタリー「365日のシンプルライフ」がベース。
高度なAIによる新商品の斡旋により、ネットでの買い物依存症に苦しむ現代人をあぶりだす。
中盤はやや中だるみし、結末もなんとなく予想できてしまうものだったが、幼馴染の二人が元々社会的に成功者の部類に入るし、「日々の生活にほんの少し物足りない気持ちを持つ」という普遍的な人物だったので、反動で得られる感動は薄め。ほどほどに風刺めいていて、ほどほどにほっこりする話でした。
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