「先生を育てるのは」ブータン 山の教室 ちこどんさんの映画レビュー(感想・評価)
先生を育てるのは
この映画の前に観たのが「SNS少女達の20日間」。
エログロGGI共に反吐吐きたくなってしまったので、心の浄化の為に観ようと思ったのがこの映画。
ほんというと、もっとベタなお涙頂戴的な感動モノを期待していました。
でもブータンでだって首都に住む若い子はやっぱり今時のチャラ男になるんだね。
僻地ってのがさすがブータン!日本じゃ考えられないようなど僻地!歩いてテントで寝泊まりして何日もかかるとか考えられる?
でも確かに心が洗われるような景色。映画館の中の空気まで綺麗になったような気がしました。
そして何より学級委員長の瞳と笑顔。やられました。
ウゲンみたいなやる気のないチャラ男を村人総出で出迎えて、村長も子供達も皆常に敬意を払って接してくれる。
ウゲン成長したね。敬意と自然がウゲンを育てたの。
昔は日本でも「先生の言うことはちゃんと守りなさい。」って親達も言ってたみたいだけど、今は「ろくな教員じゃない」とか言って、親も先生を信じてないし子供の前もってでもバカにしたりする。
そりゃあひどい教員のひどい行いがニュースを賑わせてるけど、若い先生は子供と親が敬意を持って接してたらそれに応えようとしてくれるんじゃないかなぁ。
賛否あるだろうけど、ラストはウゲンが村でまた子供達を教えてるってシーンを見たかったなぁ。
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