ノッティングヒルの洋菓子店のレビュー・感想・評価
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#106 邦題とストーリーが合わない
もっとお菓子に焦点を当てた映画かと思いきや、原題は『Love Sarah』ってことでサラさんの周りの人物がメインの映画です。
お菓子も日本人的にはめっちゃ美味そうにも見えず。
抹茶ミルクレープってあんな風貌だっけ?
旅行に行けない今、ロンドンを感じたい人には良いかも。
お菓子があんまり出て来ない
ミミ役の女優さんが、割とすきなので見に来た。英国のベテラン女優さんたちは良いわねえ。まあ、ストーリーはボチボチ。お菓子が、期待したほど素敵じゃなくて残念。抹茶ミルクレープって😵
例に漏れず、邦題が良くないんだ。
ん?抹茶クレープかぁ〜
ミミ役のセリアが、とても好き。印象に残る女優さんです。
世界各国のお菓子を作るっていうのは、すごいアイデア。
結局、父親はだれなんだ?という疑問を残したまま、サラのおかげでみんな、仲良くなれてよかった、よかった。
イギリスの〝いい話〟を仕立てる底力
いつ自分が当事者になるかもしれない。
そう思わせるちょっとした出来事やちょっとした気持ちのすれ違いをごく自然に物語に織り込んできて、なんだか〝いい話〟に仕上げてしまう。
こういうイギリスの映画作りは本当に上手ですね。
期待を裏切られることがありません。
勿論、家族や親しい人の喪失は決して〝ちょっとしたこと〟ではありません。ただ、世の中全体の中で起こり得ることとしては大きな事件や事故ではない、という意味です。
自分らしさ
自分探し
自分のやりたいこと
そういった言葉が、なんだか強迫観念みたいになって立ち止まってしまう人がいるかもしれませんが、
サラを偲び、その思いを遂げたい。
それだけで十分に充実感や達成感を持てるし、なかなかにいい人生を送ってると誇れると思います。
どんな仕事であっても、映画の世界ほどオシャレだったり、スマートではなくても、仕事と呼ばれるものは必ずどこかで誰かの役に立ってるわけなので(分かりやすいところではインフラ関連工事や物流に関わる仕事は不特定多数の人に恩恵をもたらしています)、そのことへの想像力があれば、自分の人生もそう悪くはないかもな、と思えるはずです。
イギリスの場合、ケン•ローチ監督が描くような労働者階級の報われなさ、という厳然たる社会問題があるので(日本でもかなり表面化してますが)、このような映画が「経済的に余裕のある人たちの世界の話であって、自分たちには縁がない」みたいになっていないことを、願うばかりです。
癒されます☆
昨今色んな作品で目にする女優さん。セリア・イムリーさん。
この映画ではさらに光る演技で、頑なさと孤独、変化と優しさの表現が素晴らしかったです。
全体通して小説を読み進めていくような、穏やかで切なくて温かい、素敵で疲れない映画でした。
観賞後のお酒が美味しいのは、良作という事。
田中さん、ありがとう!
パティシエの親友と二人でベーカリーを開店させようとした矢先、親友が事故死してしまい、その夢を継ぐべく、疎遠だった母親と娘、そして元カレの4人で協力する物語。
美味しそうなお菓子見たさに鑑賞(どんな理由だw)。
実際にデパ地下のスイーツコーナーをうろつくのが好きだったりしますんで。
親友のサラが死んでしまったことによる金銭的、事務的な問題にも追われ、そもそも肝心のパティシエ不在ということでベーカリー開店の夢は潰えてしまった…かに思われたが。
サラの娘と、サラとの確執を悔やんだままの母親、果てには元カレまで現れ、遂にベーカリーがスタート。様々なトラブルが起こりつつ、4人のサクセスストーリーが始まっていく。
4人とも、好きだったサラの為、そして彼女に伝えきれなかった本当の想い、それぞれ形は異なるが、真剣にベーカリーに取り組む姿は素敵だった。
また、ミミお婆ちゃんのアイデアが素晴らしい。フェリックスお爺さんの言葉も良いヒントになりましたね。
そしてこの映画でもまた我が国の名前が…!!
最近の映画でこういうの多い気がする。なんか誇らしいですよね♪
だが我々日本人は決して暇な訳ではないんですよ~(笑)
とにかく、旨そうなお菓子は期待通り、そしてそれ以上にストーリーも面白かった。
しかし何より、娘のクラリッサ役の女優さん、可愛すぎ。マジで。このベーカリー、うちの近くにあったら良かったのに。
サラについての直接的な描写が殆ど無く感情移入ができない為、ED含め最後の方の雰囲気はちょっと大袈裟というか、急にそんな感じ出してくるか?と思ったけど、全体を通し可愛らしく観やすい作品だったので、是非おススメしたい。
帰り際、ミルクレープはさすがになかったけど、申し訳程度にハーゲンダッツ抹茶味を買って帰ったのは、また別のお話。
【"LOVE SARAH!" サラが愛した人々が、確執を乗り越え、集い、彼女の夢を叶えるために頑張る姿を描く、”粋”で、”美味しそう”なヒューマンドラマ。】
■サラが愛した人達
1.ミミ・クラチ(セリア・イムリー)
・サラの母親。元ブランコダンサー。頑固。娘の店への出資を断った事を、今は悔いている。家にこもる日々。
2.クラリッサ:ラリー(シャノン・ターペット)
・サラの娘。父は不明。頑固。幼き時に、ダンスをしていた・・。恋人から、別れを告げられ、ミミの家に転がり込む。
3.イザベル(シェリー・コン)
・サラの親友で、且つて洋菓子作りをサラとマチューと一緒に学んでいた。サラと洋菓子店を出す予定だったが・・。頑固。
4.マチュー(ルパート・ペンリー・ジョーンズ)
・20年前、イザベルとサラと同じ学校で洋菓子作りを学んでいた、且つてのサラの恋人。ミシュラン二つ星店のイケメンシェフ。イザベル曰く”女好き”・・。
5.”ご近所監視人”の発明家、フェリックスお爺さん。
・何にでも興味がある、素敵なお爺さん。
■本作の魅力
ー 不慮の事故で亡くなってしまった、サラが愛した人たちが、それぞれが抱える後悔、確執を、徐々に乗り越え、サラの夢であった洋菓子店を開き、当初は苦戦しながらも、奮闘する姿を、粋に描いている点。ー
1.ミミが活発なクラリッサに引っ張り出され、いやいやながらブランコダンスをするが・・。最後は自ら、レッスン指導。終わった後の爽やかな表情ったら・・。
- 家に閉じこもっていては、駄目だね・・。セリア・イムリー、流石の演技である。お店が繁盛する素敵なアイディアも出すしね。-
2.イザベルとマチューの微妙な関係性
- 当初は、イザベルは、且つて親友のサラを捨てたマチューを嫌っていたが・・。実は、昔からマチューの事が好きだったんだね・・。でも、サラの恋人だったから・・。で、そのサラを捨てたマチューを“表面上”嫌っていたのだろう・・。-
3.マチューはクラリッサのお父さん?
- 朝市で、何気なくマチューはクラリッサの髪の毛を・・。ヤッパリ気になっていたんだね。クラリッサも又、同じ・・。で、DNA鑑定の結果は・・。
4.ミミとフェリックスさんとの良好な関係性
- 素敵な恋になると、良いなあ・・。-
<”抹茶ミルクレープが作りにくいからって、酷いこと言わないでおくれよ、イザベルとマチュー・・”
と思っていたら、発注したタナカさんが勤める会社で、二人が作った抹茶ミルクレープが評判になり、取材まで受けることに・・。(日本人として、ちょっと、嬉しい・・。)
そして、クラリッサは再び、バレーの練習を始め、イザベルとマチューの関係性も良くなり(もはや、恋人・・)、ミミとフェリックスさんの関係も・・。
ラスト、繁盛する”LOVE SARAH”の中をガラス越しに、嬉しそうに覗く、サラの表情・・。
ー ”粋”な作品であるなあ・・。ー
鑑賞後、大切な人に、美味しいケーキを買いたくなるよ・・。>
多様性のあり方。お菓子好きな方や志望のあるお子さんへはお勧め。
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★ 12月05日 14時40分 誤字脱字修正
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今年56本目。60本を超えそうな勢いですね…。
ボーナスが満額以上に出た勤めている会社に感謝するとともに、コロナ問題の収束を願ってやみません(結局勃発して10か月以上テレワークなので、もう上司の顔忘れそう…)
さてさて、こちらの映画。
実は放映されている映画館は少なく、こちら大阪市では2か所だけでした。
テーマについては他の方が触れている以上に「タイトルからわかる」ことから省略。内容については軽く触れて、伝えたかったであろう点についても私見を書いておきます。
まず、洋菓子店を作るまでの過程。よくよく考えれば女性3人もいて、さらに助っ人もいれば、まぁ「いきなり立ち行かない」ということは普通ありません(日本でもどこでも)。しかし、この映画内でも日本でもそうですが…、「同じようなお店が」たくさんあれば、結果的に差はつかなくなり、平均的な売り上げに最終的には落ち着くので(最初は開店セール等でお客さんがきても、どうしても近所に同趣旨の洋菓子店等があれば、意識しなくても客の取り合いにはなります。なぜなら、各個人にとって「別に近所でもいいし」だからです。
そこで、国際都市ロンドンが舞台のこの映画。客を取り込む方法はいくつかあります。
国際都市なんです。つまり、移民の方はやはり数割は占めます。一時在住の方も含めれば結構な量になるでしょうし、多様性を認める国だからこそ、いろいろな国の人がすむところです(もちろん、不法滞在者は追い出されるし、警察官らしき人が「外国人は追い出してロンドンはイギリス人の街にする」とか「だけ」言っているのですが、それ「だけ」であり、現在のイギリスも不法滞在や犯罪者集団は別として、かなり寛容ではないかと思われます)。
そんなロンドンだからこそ、故郷を離れて住む人たちにとってなにより「洋菓子店」であってもおいてほしいのは、多少高くても良いから「自分の故郷のお菓子」です。もちろん自国の洋菓子店ではないので、味は微妙に違うのでしょうが、それでも「自分の故郷のお菓子」を食べたいという気持ちは、数割は占めるであろうロンドンにおいては、必ずあがってくる希望です。そしてそれを察知して取り入れたこのお店が繁栄・成功していくのです。
要は、結局のところ、映画内では明示的には出てこないことなのですが、「多様性の受容と、多様性を前提としたお店・計画の立て方で成功率を見込む」「それを当たり前の文化として考えていく」ということを彼女ら(一部、男性の方も出ますが)が考えて行動した「だけ」ですが、「だけ」といえば話は良いものの、それができないが多くの「普通の」(洋)菓子店なのであり(当然日本も含む)、そのことを気づかせた本映画は良い作品かと思います。
上記に書いた通り、このような事情に加え、洋菓子店がテーマのお話です。
お菓子作りに興味があるお子さん(女の子が多いかな?)や、将来、専門学校などでパティシエ(パティシエール)等になりたいなと思っている子と一緒に行くと、将来の夢が広がるとともに、「成功へのヒント」を映画から得ることができるのではないか、と思います。
減点は下記のみですが、大きな傷ではないので5.0で切り上げています。
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減点0.1 上記のように、「成功する洋菓子店」になるために、いろいろなお菓子が出てきます。実は日本人らしき方が「抹茶ケーキをください」というほどです(女性の方ですが…)。まぁ、それは日本人が見るなら理解できますが、ルーマニアだスペインだデンマークだ…のお菓子の「要望」が次々出てくるので、どんなお菓子かさえわからず(作ってよ、と移住してきた方が作り方を指示したりするのですが、それでわかるわけがない)、参考までに、出てくるこうしたお菓子の説明のパンフレットの配布等あっても良いのかな…とは思いました(正直、この点「だけ」をいえば、実質的に「現役」か、「今、学生で学んでいる」パティシエたちの子しか知りそうにないお菓子さえ出てくる…)。
※ その割に、入場者特典がこちら、「紅茶パック」(パックといってもお試しセットのようなもので3パック)だったのですが、確かに洋菓子に紅茶はつきもの(イギリスの優雅な洋菓子店ならもちろん)なものの…何か違うような…(紅茶はほとんどストーリーには絡んでこない。もっとも、お菓子を実際に配ったりすると保健所等との法律の問題が絡んでくるので、そういう事情もあるんでしょう)。
(減点保留) イギリスを舞台とするため、イギリス英語がメインとなりますが、一部にやはり英文法ミスが目立ちます。ただ、きわめて軽微である上(理解を妨げるほど混乱するようになっていない)、上記のように「外国からの移住の方」が話すそれについては帰責性が少ないので(当然、イギリスに入国するにあたって最低限のイギリス英語の審査は求められるでしょうが、ネイティブが話すほど厳密な英文法の習得まで要求してたら誰も入れない…)、そこはこのような事情もあり、減点材料からは今回ははずしました。
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優しい気持ちで鑑賞できる
冒頭に一人の女性の事故死から物語は始まる。
彼女の名前はサラ。彼女は知人と店を開く予定だったがオープン前にこの世を去ってしまう。
残された一緒に店を開く予定だった知人は、すでに物件の契約後ということもあり借金を背負う。
知人だけではなくサラの死後空虚感に苛まれてるサラの娘と母。年齢が大きく違うこの3世代でサラがやり遂げる事ができなかった店を彼女らで一から開く事となる。
その後はサラの元恋人がシェフを担ったり町の住人、お客さんをはじめ店を通じて優しいヒューマンドラマが描かれる。
決して悪い作品ではないが、既視感のある描写が多くあまり大きな展開もない為個人的には合わなかった。
ただ良くも悪くも大きなトラブルに苛まれたりするわけではないので安心してゆっくり優しい気持ちで鑑賞ができる。
ケーキが旨そう
お菓子作りが趣味というドイツ人女性監督、
伝統と多文化が入り混じる都会ロンドンの今を洋菓子店を軸にした人々の繋がりを描く、
思い切りよい脚本に対す繊細な絵作り、
各章突出せず静かに大きく心暖まる物語
悲しきはパスカル(T^T)
イザベラが、親友のサラとベーカリーを開業しようとした矢先にシェフのサラが亡くなって、一度は諦めた時にサラの娘がやって来て、サラの母親を巻き込みながら店をオープンさせるという話。
シェフ不在の中、思いつきでワインバーを開こうと言い出すサラの娘クラリッサに翻弄されつつ、サラの母ミミと3人でオープンの準備をするイザベラ。そこにかつて製菓学校時代の知人でサラの彼氏だったパティシエのマシューが面接にやって来て展開していくストーリー。
ベーカリーのサクセスストーリーを軸にしつつ、4人の人生の変化をみせていく物語で、過去への後悔、将来への不安等を払拭していくのをみせるのがメインにもみえる。
そしてお菓子の見た目は綺麗だし、旨そうだし。私、酒も好きだけど、甘いものも好きなんですw
ベーカリー&4人+オマケ1人の話、と話を拡げ過ぎているせいか、一つ一つの話の掘り下げ少なく、薄くなった感は否めないけど、全体的には良く纏まっているし、優しく毒の無い人物や話をみせて行く物語が、温かく面白かった。
私の故郷のスイーツは?
ノッティングヒル?!洋菓子?!
スイーツ映画好きには、それだけで垂涎たまらん組み合わせ(*゚▽゚*)
しかもイケメントッピングまで( ̄+ー ̄)ニヤリ
映画の中に出てくるケーキの数々はロンドンの有名デリ《オットレンギ》によるものらしいです。
序盤にこそ「おい!今すぐコレを食わせやがれ〜!」と悶絶するシーンもありますが、あくまでも人と人とが繋がっていく物語でした。
一人の女性の死を受けて、彼女との関係が拗れてしまっていた人、過去にシコリを抱えた人を結びつけます。
彼女との関係を修復するのは、もう手遅れだけれども、残っている人達の関係を修復することは出来る。
一つの人生の終わりが、新しい人生のスタートに繋がることもある。
「彼女が望んでいたことは?」
「彼女ならどうする?」
常に彼女を感じて、それぞれの関係と店が同時進行で形づくられていくなかで
物語は更に“近くに居るのによく知らなかった人々”をも繋いでいきます。
今や世界は自分から旅しなくても、向こうから来てくれるもの…
ノッティングヒルと言えば、お楽しみのマーケット!もっとアンティークな小物も見たかったですが、そこはデリのお話なので。新鮮な果物で我慢ww
素敵なレストランも『ノッティングヒルの恋人』を思い出させます。
変わらない街並みそのものが砂糖菓子のようで絵になりますが、様々な人種が暮らす地域なのだと初めて知りました。
セリア・イムリーが素敵。
『カレンダーガールズ』から、女としての現役感がすごいww
フェロモン系で主人公にハッパをかける役が多い気がしますが、私はチャーミングな笑顔が大好き!
はにかむ少女のようでいて、瞳の奥に悪戯っ子の光を宿している。
マリー・ゴールドホテルシリーズも大好きで
『輝ける人生』でも主人公をリードする立場だったのに…
シワがものすごく増えていて、くたびれた感じに「一体何があったの?」と思わず心配しちゃいました。(^◇^;)
そりゃ〜役者なんだから、役作りですわww
振り幅の広い役どころを堪能できました。
ちょっと後半のいただけない展開に引っかかりつつ、(サラが嬉しそうならそれで良いのですが)
一番しっくりこなかったのは日本のスイーツww
あれで一気に心が引いてしまったのですが…
かといって「じゃあ何なのさ?」と聞かれると困ってしまう。σ^_^;
「そりゃ〜モナカやがな!」
でも、私なんかだと数年に一度食べる程度だし。ソウルスイーツかと言われると…
「ほなモナカと違うかぁ。」
ミルクボーイと脳内会議中です。
※ちなみに、最中と同様に、子供の頃はそんなに好きじゃなかったけど
大人になって本当の美味しいさに目覚めたのは“落雁”
日本人の繊細さに感動しましたがWiki情報によると中央アジアがルーツらしいです。
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