「私の故郷のスイーツは?」ノッティングヒルの洋菓子店 shironさんの映画レビュー(感想・評価)
私の故郷のスイーツは?
ノッティングヒル?!洋菓子?!
スイーツ映画好きには、それだけで垂涎たまらん組み合わせ(*゚▽゚*)
しかもイケメントッピングまで( ̄+ー ̄)ニヤリ
映画の中に出てくるケーキの数々はロンドンの有名デリ《オットレンギ》によるものらしいです。
序盤にこそ「おい!今すぐコレを食わせやがれ〜!」と悶絶するシーンもありますが、あくまでも人と人とが繋がっていく物語でした。
一人の女性の死を受けて、彼女との関係が拗れてしまっていた人、過去にシコリを抱えた人を結びつけます。
彼女との関係を修復するのは、もう手遅れだけれども、残っている人達の関係を修復することは出来る。
一つの人生の終わりが、新しい人生のスタートに繋がることもある。
「彼女が望んでいたことは?」
「彼女ならどうする?」
常に彼女を感じて、それぞれの関係と店が同時進行で形づくられていくなかで
物語は更に“近くに居るのによく知らなかった人々”をも繋いでいきます。
今や世界は自分から旅しなくても、向こうから来てくれるもの…
ノッティングヒルと言えば、お楽しみのマーケット!もっとアンティークな小物も見たかったですが、そこはデリのお話なので。新鮮な果物で我慢ww
素敵なレストランも『ノッティングヒルの恋人』を思い出させます。
変わらない街並みそのものが砂糖菓子のようで絵になりますが、様々な人種が暮らす地域なのだと初めて知りました。
セリア・イムリーが素敵。
『カレンダーガールズ』から、女としての現役感がすごいww
フェロモン系で主人公にハッパをかける役が多い気がしますが、私はチャーミングな笑顔が大好き!
はにかむ少女のようでいて、瞳の奥に悪戯っ子の光を宿している。
マリー・ゴールドホテルシリーズも大好きで
『輝ける人生』でも主人公をリードする立場だったのに…
シワがものすごく増えていて、くたびれた感じに「一体何があったの?」と思わず心配しちゃいました。(^◇^;)
そりゃ〜役者なんだから、役作りですわww
振り幅の広い役どころを堪能できました。
ちょっと後半のいただけない展開に引っかかりつつ、(サラが嬉しそうならそれで良いのですが)
一番しっくりこなかったのは日本のスイーツww
あれで一気に心が引いてしまったのですが…
かといって「じゃあ何なのさ?」と聞かれると困ってしまう。σ^_^;
「そりゃ〜モナカやがな!」
でも、私なんかだと数年に一度食べる程度だし。ソウルスイーツかと言われると…
「ほなモナカと違うかぁ。」
ミルクボーイと脳内会議中です。
※ちなみに、最中と同様に、子供の頃はそんなに好きじゃなかったけど
大人になって本当の美味しいさに目覚めたのは“落雁”
日本人の繊細さに感動しましたがWiki情報によると中央アジアがルーツらしいです。