「前作より、面白かったです。」ザ・ファブル 殺さない殺し屋 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
前作より、面白かったです。
団地のアクションシーンは、圧巻!!でした。
殺さない殺し屋『ファブル』のシリーズ2作目です。
二面性を持つ悪人ウツボを堤真一が怪演。
「子供を守る」NPO法人代表を隠れ蓑に、非道の限りを尽くしますが、
悪役が妙に似合ってて、堤真一、振り切ったもんです。
(善人役をやっても、裏を読むようになりそう、笑)
彼の怪演とテンポいい会話で前作より、パワーアップ。
冒頭のカースタント。
番宣で何度も見ちゃたけれど、何度見ても飽きないシーンですね。
岡田准一のスタントは、運動神経抜群のスピード感、迫力満点!!
実は冒頭のカースタントのアクションシーンは4年前の出来事で、
ファブルはまだ“殺し“をやめる前の““殺し屋”で、ヨウコ(木村文乃)に、
「あの時は、5人殺したなぁ・・・」とうそぶきます。
が、車に同乗していた少女ヒナコ(平手友梨奈)は4階から転落して車椅子になり、
今はウツボの世話になっている。
この時、ウツボの弟をファブルが殺したことから、ウツボが復讐を誓ってる設定。
ここでの汚れ仕事は手下の殺し屋・スズキ(安藤政信)が、引き受けるが、
ヨウコにコテンパンに!!
強いんだか?弱いんだか?
でも安藤政信、格好いいんですよねー。
渋さと凄み、見惚れちゃいます。
この映画一番の見どころ団地のアクション・シーン。
《足場が一揺れて傾き、一気に落ちるシーン》
これも予告編で何度も見ちゃったけれど、前作の暗いビル内の攻防より、見栄えします。
10階建ての団地一棟借り切って、右往左往する住民のエキストラ多数。
大掛かりですし、各フロアを駆け巡るファブルの動き、滑落シーン、
爆破シーン・・・正にこの映画のハイライトシーンです!!
ヒナコの平手友梨奈も、私は『響HIBIKI』以来ですが、若いのに
ブレないしぶとさが、ヒナコの影あるキャラに厚みを出しています。
20歳でこの貫禄。末恐ろしい逸材かも!
ファブルのキャラ・・・もうーーっ!!
猫舌!
空気読めない!!
オウムを頭に乗せて、ギャハハ笑い!!
その癖、どんな相手でも、6秒で倒す→結果、殺さない!!
すっかり馴染みになった映画。
続編も観たいものですね!