「赦しの語り部」8時15分 ヒロシマ 父から娘へ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
赦しの語り部
1945年8月6日8時15分、爆心から1200mの自宅屋根の上で被爆した当時19歳の美甘進示氏の体験談。
御本人を模した語り部による全編英語での語りに、断片的な再現映像と資料写真、御本人の肉声を織り交ぜながらみせていく。
生々しい火傷のメイクや当時の心境など、被爆者の方々の話を何度か聞いたり資料をみたことはあるけれど、様々な人の話を何度でも聞くべきだし、とても貴重な体験が出来た。
英語には日本語の、日本語には英語の字幕が付されており、貴重な資料映画の一つになると思うのだけれど、字幕が背景に埋もれて読めない部分が少々あって少し勿体なく感じた。
それと、太平な現在との対比か何か良くわからないけれど、演技染みた章子氏のカットは折角の空気感に水を差される様で不要に感じた。
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