「9×9の将棋盤の中で、動きが制限された駒同士の戦い。閉ざされた世界...」AWAKE マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
9×9の将棋盤の中で、動きが制限された駒同士の戦い。閉ざされた世界...
9×9の将棋盤の中で、動きが制限された駒同士の戦い。閉ざされた世界の中での勝負だ。つまり、数学的に勝利の理論はたてられると言う事だ。
不可逆的な永久機関が無いのと同じだ。物理的に不可能な事は絶対にある。無限の可能性を秘めた人間の頭の中と言えど、その勝負に一定の決まりがあるとすれば、人間の頭脳にもの限界が生じる。
だから、それでも、
機械に勝つ方法がある。それは決まりを破ればよいのである。どう破るかは、人間は詩人であるから、人によって千差万別であろう。まぁ、僕なら『コンピューターのコンセントを引っこ抜く』とか。
個人的には僕は将棋、麻雀、パチンコ、囲碁が余り好きになれない。映画や本が好きだから、インドアが駄目と言う訳では無い。
価値観の押し付けな感じがするからだと僕自身は思っている。
テレビを見なくなったのも、旧国営放送で将棋や囲碁の番組を休みの日にやっていたからである。旧国営放送の教育番組で大半の国民が休みの日に将棋、囲碁を共通の娯楽って言うのが嫌だった。だから、カラオケとかも好きになれない。
もう一つ将棋が好きになれない理由。
酔った我が亡父相手に将棋で一度も勝った事が無かった。我が亡父は『お前は才能ないな。時間の無駄だから将棋なんかやめとけ』と励ましてくれた。それが中学校二年の時である。それ以来、将棋、囲碁はやった事が無い。親父に感謝している。
成長して、麻雀にも才能が無いのを知り、最小限の損失に留める所に抑えた。
将棋の将棋盤を18×18にして、王将を二つにしたら面白いね。
また、実際の戦争は『歩』が犠牲になる事が問題で、味方同士が争いになる事が一番大きな悲劇。将棋や囲碁が単純なゲームでしか無いと理解できるだろう。繰り返す、遊戯(ゲーム)として観た場合である。