「実話ベースとは・・」AWAKE odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
実話ベースとは・・
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観賞後調べて分かったのだがAWAKEは実在、開発者清田英一のモデルは巨瀬亮一さん、実際に奨励会に在籍していた。浅川陸は阿久津主税さん、AWAKEと阿久津八段の対決も実話、まさにAWAKEの弱点を突き21手で勝利したのも全く同じ。
ただ清田と浅川が奨励会時代からのライバルと言うのは山田監督のフィクションです。
人間対コンピュータの頭脳戦というセンセーショナルな電王戦のエピソードに触発され、将棋に魅了された青年たちの一途な青春ドラマに膨らませて仕上げています。
ただ、のめり込む性格であることは分かるのですがご丁寧に懐中電灯までつけて夜道を読書しながら歩くのは危ないですよね、昨今の歩きスマホへの反面教師的演出なのか・・。
アクション映画なら闘いぶりの描写が肝なのに頭脳戦の描写をどうするかは難しいでしょう、延々実況したらNHKの将棋番組みたいになりますし、盤上の駒を映しても凡人には読み切れないのが難点ですね。
映画では解説者やギャラリーのリアクションでそれらしく見せてはいました。同様にAWAKEのコンピュータプログラムの実行画面を映されても何か高度なことをやっているんだろうくらいにしか判りませんでした。ソフトに強い人がいたら解説して頂きたいものです。
自宅のパソコンの将棋ソフトはAI将棋GOLD3ですが初段に設定すると全く勝てないので5級にして遊んでいます、手加減してくれるのもAIの賢さかもしれませんね。
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