ビューティフルドリーマーのレビュー・感想・評価
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実験的な映画
あの映画にタイトルが似ているだけで全然別の映画かと思ったら、そうではなかった。美大の学生が映画を撮っているところを撮っている映画だが、学生たちが撮っている映画のストーリー(うる星2)と、それを撮る学生たちのストーリーがだんだんとシンクロしていく。うる星2は見てたので、それなりに面白かったけど、見てないと全然わからんぞ、これ(というか、うる星2はもう40年も前の映画なのか...あぁタイムリープしたい)。
後から知ったが、セリフの半分以上はアドリブだったそうだ。本広監督がインタビューで答えているように、実験的な映画として75分という長さはよかったと思う。これ以上長いと苦痛だったろう。
日本国のドラマ映画の矛盾点を、この映画がはじまっで8分30秒で判明...
日本国のドラマ映画の矛盾点を、この映画がはじまっで8分30秒で判明した。
スタッフの自己選出する時、監督、撮影、録音、と決まり、プロデューサーになる者がいて、最後に何も決まっていない男性が
『俺はなにやったらよいかなぁ?』
『何でも良いよ』
『え!何でも良いの?』
『助監督何て良いんじゃない』って自己選出して完了。愕然!
それが、日本の現状だよ。つまり、
脚本はどうなるんだ。一番大事じゃないか?だって、いわく付きの台本何でしょ?
その設定に切触れられずに
後付でCASTINGは無かろう。
高校の映研だと思ったら、大学の映研のようで、しかも、美術大学だそうで、出鱈目過ぎる。ショートコントの寄せ集めは、日本の映画の定番。主題が実に全くハッキリしない。需要な台詞は原作をそのまま使用している。
タレントの事は一人も知らないが、最初に出て来た俳優は見た事がある。なんの為のCASTING料なのだろう?
16㍉で撮っているのか?8ミリ映画で良いし、こう言った映画こそ、スマホで充分だと思うが。
二年位前に池袋で鑑賞してレビューした。
この主人公の少女をずっと『のぼる小寺さん』の美少女だと思っていた。どうやら違う美少女のようたが、
トロイメライだけが大林宣彦監督への鎮魂と見た。僕は『転校生』が青春の1ページになったが、この映画を青春の一期一会にする人は可愛そうだと感じた。
そう言えば、池袋の映画館に、この高校の模型が飾られていた。
『一刻館みたいだ』と思って『そうか、パクリじゃないですね』
サイドストーリー(原作の実写)は続編であるの?
多分原作の履修が必須です。
全く内容は知らないのに、たまに映画雑誌等でタイトルがあげられる「うる星やつら ビューティフル・ドリーマー」。で、原作を全く知らないのに本広克行が「今の日本の映画界には大作とインディーズしかない。このままだと映画界がダメになるのでその中間を狙って本作を作った」みたいな事を言っていて、ちょっと興味があったのでu-next で観賞してみました。うーん、よくわかりませんでした😣
やー、あの大学生のわちゃわちゃした感じはいいなーっと思ったのですが。後、映画を作る過程が楽しそうだなっとは思ったのですが、如何せん原作を知らないので多分笑える所が全くわからなかったというか。撮影しているコスプレのヤツってきっとアニメを再現するのを頑張ってて知ってれば笑える所だったんでしょうね。なんというか知らない人にはハードルの高い作品でした。
そう言えば呪いがどうのこうのって言ってた話は何だったのでしょうか?普通に撮影やってた感じがします?うーん、色々とわからなかったな。
輝く舞台裏を
映画作りのクリエイター達の映画というジャンルに興味があったので鑑賞。
想像は超えてきませんでしたが、無難に良い作品でした。シーンごとの撮り方の工夫や、現場での試行錯誤の様子を見ているだけでニヤついてしまいます。工夫した撮り方をして、低予算を逆手に取るアイデアはカメ止めやドロステでも発揮されていたので、前述2作とまではいきませんがその部分は満足です。
若干テンポが悪いかなとも思いました。森田があーだこーだ言うシーンはぐちゃぐちゃになっていて、物語が完全に停滞してしまい、イラッとする場面が多かった気がします。
映画研の謎とかも明かされずに終わりましたし、そこは明かした上で物語を占めて欲しかったです。
役者陣はナイス好演でした!小川紗良さんは今後大注目です。他にも引き込まれる演技の方が多くて、次の出演作が楽しみです。斎藤工さんはいらなかったかなー。完全にいらなかったからその尺を割いて物語の糧に使って欲しかったです。実験映画は好きなので今後もたくさん生まれたらいいなと思います。
夢のような時間って、それはね。
映画研の部員たちが、映画を作る映画だった。
学生時代の、時間が無限にあるこのように思えた
あの時代。
自分の未来に、たくさんの可能性があって、
どうなるかわからない夢と同時に不安もあり、
恋愛も含めて、
何が将来の正解か、誰にもわからない。
自分の無知さ、に気づくが、
変なプライドもあって、素直になれない。
学ぶ事も中途半端だった。
若い子は、とにかく、なんでもいいから、夢中になろうよ!
スポーツでも、芝居でも、勉学でも良い。
なんにもしないのは、もったいない。
何をしたらいいかわからない人は、とりあえず好きな本を
探して、たくさん読め!
本が嫌いっていいう人は、まだ好きな本に出会ってないだけだぞ。本ったって小説だけじゃなくて、色々あるから、
絶対に好きなのあるよ。
学生の時間が、まさに今思えば、夢のような時間だったって
感じました。そんな映画。
良かったんで、星ひとつ追加で、星⭐️四つデス!
楽しむには直前「うる星やつら2」鑑賞必須
大学の文化祭準備に追われる中、映画研究会の1人が古い段ボールの中から撮影途中のフィルムと脚本を見つけ出し、今の映画研究会で完成を目指そうとする話。
まぁ、映画撮影の裏話を作品化した映画である☆。
映像的に1984年劇場公開作品「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」が原案であり、原案を知っている人間には映画研究会がうる星やつら2の実写版として模倣しているは明白である。
しかし、それではただの真似事(うる星やつら2の実写パロディ)を撮影する映画裏話になってしまうので、更に制作している映画研究会や役者の方々にも真似事を入れ込み、撮影裏話も楽しんで頂こうと言う魂胆である。
うる星やつら2側から言わせて頂ければ
(○が撮影した映画内容。☆が撮影裏話)
○戦車の主砲部分を遠近法にて人間が呑み込み。
○温泉(先生)&アパートがカビだらけになるシーン。さくら先生発見。
○校長がコタツに入り長台詞を話すシーン。
☆さくら先生給湯室でポット抱き抱え。
☆ラムとしのぶが給湯室で異性について長話シーン。
○風鈴シーン。
☆しのぶ失踪シーン。(あたる窓越しに見つめる)
○白い帽子の少女。
☆皆でお好み焼きをするシーン。
☆あたる2人出現シーン。
等がパロディされている所である。
もう、うる星やつら2好きにはたまらないだろう。
(作品の方向性は違いますので要注意)
そこにうる星やつら2に存在するテーマの一つ「楽しい時が永遠に続いて欲しい」と言う願望が、撮影している映画研究会ともリンクするのである。
プラモデル製作と同じである。完成形が楽しい訳じゃない、作っている最中が1番楽しい。
楽しい時が終わって欲しくない、誰かの願い。
これは映画研究会の楽しい時間のお話であるのだが、最後の学校のジオラマがうる星やつら2の学校(○)だったのにはがっかり。
「そこは映画研究会がある大学のジオラマ(☆)だろ、普通。」と思ってしまうのである。
(あくまでもうる星やつら2はパロディネタであるからだ)
「最後の詰めが甘いな、本広監督💦」と思ってしまった映画でした😓
それは違うチチです。
大林宣彦監督と「高橋留美子さん」に捧ぐ。ですよね?もう、丸っ切り「うる星やつら」やんw
不覚にもポロリと行きそうになりましたけど、冷静になってみれば、押井守と本広克行の取り合わせなんだから、このクオリティは予測してなきゃいけなかった訳で。
「聖なるもの」と「映像研に手を出すな」を、足して2で割った風なプロットです。クスクスさせながら、サクサク進む物語りは、所々にノスタルジーを感じさせるトラップあり。飽きさせずに最初から最後まで一気に飛ばします。
小川紗良は、将来、マジで作り手側に行っちゃいそうですね、出演作の選択を見ても。森田甘路も、升毅さんも、藤谷理子も、最高に楽しませてくれます。役者さんが活きてる映画は、見てて楽しいw
良かった。とっても。
日本映画界、金の使い所を間違ってるって思ってしまう映画でした。
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(11/9 追記)
ミリヲタとしては、ここに触れないではおかれませんでしょ。って事で、健康的なチチが魅力の、陸自(元)女性隊員の脇にあった61式戦車について。本物は、もちろん踏んでも壊れません。
61とは、正式に採用された西暦の下二桁。(現)三菱重工業で560兩が製造され、価格はおおむね1億円。2010年に全車退役しており、実戦への投入は、もちろんありません。ヨルダンのアブドッラー2世国王からの依頼により、国立博物館に貸与と言う形で寄贈されたのは昨年の事。ぼくらの7日間戦争に登場した61式はレプリカなので、90mmライフル砲はダミーです。このレプリカは角川61式と呼ばれています。退役後は、全国の自衛隊駐屯地に展示用として使用されている車体が20以上あると思われますが、「射撃訓練の的」として生涯を終えるものも多く。悲しい運命です。ちなみに、あまりの装甲の薄さから、100mm砲をはじき返すこともできず、粉々になると言われています。象が踏んだら壊れるかもw
民間に卸されることはありませんので、映画に登場したのはレプリカ、もしくは自衛隊からの貸与品。あのシーンの撮影は、自衛隊駐屯地内かも知れません。90mmライフル砲の先端は、T字型をしたマズルブレーキ。役者さんの口に突き刺さった画の大砲とは、ちょっと形が違うので、あのシーンには合わなかったでしょうねw
怪獣映画でもおなじみの61式戦車。世界最弱との陰口もありますが、今の国産戦車の最新は4代目。2010年に採用されましたので、10式戦車と呼ばれています。電子制御の塊のハイテク戦車。初代ゴジラに吹っ飛ばされたのは61式。シンゴジラを攻撃したのは10式。日本の怪獣映画には、戦車がつきものですが、なんかいつもやられてるばかりで不憫です。
惹きこまれて…悔しい
あれよあれよという間に惹きこまれてしまっていた、なにこれ…今までにない変な感覚の映画だ。
エチュードで拙い言葉でクロストークだらけなのが、確かに日常で青春で…何故か儚く美しく見える…本当に不思議。
本広監督の何かのインタビューで次回作の構想について話していたが、色々と細かいので…あれ?っていうところが壮大な伏線?になっていそうで面白い。
それとも、これはサラの夢?タクミ先輩の夢なのだろうか?冒頭の時計の部分なども気になって、小ネタパロディも心地良くてまた観に行ってしまう気がする…期待していなかったが良作!してやられた!悔しい!
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