劇場公開日 2020年11月6日

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「面白いかもしれない」ビューティフルドリーマー Scottさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0面白いかもしれない

2020年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

冒頭で「大林宣彦監督に捧ぐ」って出てたから、オマージュ感満載なのかなと思ったら、そんな感じでもなく、部室の雰囲気が《サマータイムマシン・ブルース》っぽいぞとなって、なんか新味に欠ける作品なのかと、期待薄で観始めたのね。

オーディションあたりで面白くなって、劇中劇は面白いね。むしろ、これをそのままやって欲しかった(DVD化されたら特典で付きそうだけど)。

終盤に向けて「メタメタ展開に持ってくのかな」と思ったら、そこまででもなく、特に振り切ったことはないままエンディング。

押井守の原案の強さが残った感じで、観終わった感じは悪くなかったな。

映画研究会の話にしてるんだけど「映画を撮る人が、映画を撮る話を撮る」って、志が低くなっちゃうんだよね。その弱さは出てた。
本広監督のアソビはほぼ利いてなくて、スベってるんだけど「そこも含めてアソビ」ってことにしたいんだろうな、慣れたからどっちでも良かったよ。

Scott