ナショナル・シアター・ライブ「シラノ・ド・ベルジュラック」のレビュー・感想・評価
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英語が理解できれば凄く面白いかと思う。会話の醍醐味だけを演出した映...
英語が理解できれば凄く面白いかと思う。会話の醍醐味だけを演出した映像になっている。悪い訳ではないが、僕の教養がそこまで達していない。だから、英語でまくし立てられて、字幕を読むのがやっと。俳優の台詞回しは凄いと思う。渡る世間に鬼はなし以上の長台詞を抑揚を付けて言い回す。凄いと思う。以上1幕目
全部見て、
オフビートを超えて、静かすぎる。やっぱり、音楽があればね。ちゃんと、ラップやってたし。
アメリカン・ユートピア見たいな映画だと良かったのですが。二幕目も寝られた。苦しかった。
HHBと韻文をラップする今の時代のシラノ
舞台セットはコンクリートの壁とプラスチックの椅子でミニマム。ビートボクサーがいて、気がつくとリズムが聞こえる。
シラノは剣も強いが言葉に強い。セリフが散文で今の時代通常だと優雅な感じになってしまうが、彼は兵士でもある反骨心溢れた男であるので、英語でもスコットランド発音だし、詩もラップする。
基本的な17世紀半ばの設定とか、三角関係とかに変わりはない。遠い従姉妹である美しく知的なロクサーヌに思いを募らせ、自分の醜さゆえに拒絶を恐れ悶々とした気持ちで手紙を大量生産するところなど、基本は変わらない。
クリスチャンも若くて今っぽくて美しいがアホっぽい。話し方がイヤミにならないレベルでチャラいのがいけてる感じ。
ロクサーヌはロクサーヌだ。
ここまで言っておいてなんだが私はそもそもシラノ・ド・ベルシュラクが好きじゃない。なぜならどうしてもロクサーヌが好きになれないから。ロクサーヌは注文が多くて美人なアホだ。そしてその設定がないとストーリーが成り立たないので、それが変わることはない。
このロクサーヌもシラノ同様、優美さより元気だし勝気だし魅力的だ。しかしやっぱり本当に見る目がない。
この長いこと愛されている戯曲は、フランス人のすれ違い愛に対する情熱が共感できないと厳しいと思う。
演出が斬新
全員が舞台に出てスタート。
それぞれが、セリフを話して
まぁ、自己紹介の様な。
そのうち、椅子を使って
の展開と舞台袖がドアになっててそこからでたり、
それがまた、板壁になったり
とにかく演出が面白い。飽きない。
400年位前の話なのに
今風に、脚本ができてて
わかりやすい。
韻を踏むところなと、
日本の和歌のやりとりみたい。
恋文☆彡
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