劇場公開日 2020年8月21日

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「大谷翔平ビギニング⚾️」甲子園 フィールド・オブ・ドリームス minavoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 大谷翔平ビギニング⚾️

2025年10月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

野球。かつて師弟関係だった2人の監督とそれぞれのチームを追ったドキュメンタリー。途中、うるっとくるとこありましたが、エンディングロールにおまけ的に流れる映像で涙が。ドキュメンタリーなのにラストに起こる映画の奇跡に感動。

この2人の監督、師弟関係の弟子の方の監督が、花巻東の監督といえば、野球ファンにはご存知、あの大谷翔平の高校時代の育ての親ということだけで、この映画に興味を持っていただく方もいらっしゃるかも。大谷翔平さんの高校時代の涙のインタビューや、監督の選手育成法などが観れます。学びは盆栽からですってよ!

はっきり言うと、師弟の師の方がいわゆる昭和的な特訓野球で、弟子の方が世界レベルのすごい指導者に育ってる対比が見事に描かれてる。

花巻東は室内ではスライド使った座学、グランドでの練習では試合に勝った時のイメージトレーニングを何回も繰り返す。これコーチング理論とかそういう指導じゃないですかね。恐るべし。

でも師弟の師の方は120人の部員のうちベンチ入れるの20人という現実の中、ベンチ入れなくて応援団席で、試合に負けて目を真っ赤にして泣いてるような生徒とのコミュニケーションとかもちゃんと撮れてるんですよね。

終了後、またまた偶然、山崎エマ監督トークショーで制作秘話をお聞きしました。映画に映ってるのは2校ですが、実は4校追っかけてたらしい。映画にならなかった高校の子達もドンマイやで。

あと、キノシネマさんはこの映画の上映と山崎エマ監督のトークショーの企画はとても素晴らしいことですが、お客さん10人くらいって監督が気の毒なんで、告知がんばってください。

🔈監督のトークショーでも触れられてましたが、NHKの映像使用の関係か配信はなく、映画館で観るかDVD買うかという手段しかないみたいです。

minavo