「今、そこにある未来」ノマドランド 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)
今、そこにある未来
人の生き方なんて 百万通り
それ以上限りなくあるさ だから 世の中と自分を
比べたりしなくていいのだろう
僕らの生きてく姿が どんな形であろうと
生きる歓び 誰もが唄えるハズだろう
仲井戸麗市 「R &R Tonight」
観ている間、退屈でした。でも、その後、考えちゃうんです。
私の人生、映画化できるほど、面白いか?。
人の生涯って、特別ではないものです。でもね、私の人生、私だけのものだし、誰かと交換できるわけもない。そう思うと、特別ですよね、一人一人の人生が。
あとね、ファーン姐さんですが、思ったことはズバズバ言う。でも、他者の人格は否定しない。自分に強い信念があるのに、よそ様の信念に同様の敬意を払う。そんな生き方、憧れちゃう。筋金入りの、日和見主義者の私ですけど。
もうこの季節を 僕らは何度も迎えたけど
君への想いの深さや広さを
まだうまく伝えられない
これからも 君と共にいられるように
それは希望に満ちた祈り
僕らを待っている明日は どんな色だろう
僕らは越えて行ける 明日がどんな色でも
僕らの描いた夢が 明日の色になるから
坂本サトル 「明日の色」
ガラクタみたいな日々を過ごす私ですが、私にとって大切なもの、家族にとって大切なもの、荷台に全部詰め込んで、明日もエンジンスタートする気になりました。格好悪くても、進まなきゃね。
追記
新聞の解説です。本作は、未来だそうです。「ブレード ランナー」や「バック トゥ ザ フューチャー」とは違います。理由はどうあれ、家族をなくす、家をなくす、住み慣れた街をなくす。誰もが起こり得る。(ビンと来ない方は「遺体」をご覧下さい。)そんな時、私達は、選択を迫られる。
みんなと同じように定住する。みんなと同じように生活する。それが当たり前と思うこと自体、過去が照らす幻想だと気づかされる。
情報をアップデートし、選択をバージョンアップする重要性は、バソコンより、ヒトにあるようです。