「すごかった」アイダよ、何処へ? 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごかった
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国連軍が全くあてにならない。全然やる気がなく、それが世界の現実みたいだ。あてにするとバカを見るので、危機が訪れた場合は極力誰もいない山に、食料とサバイバル用品を車に積んで逃げて誰にも会わずに落ち着くまで引っ込んでいるのが一番だ。自分の身は自分で守るしかない。
現在ウクライナがロシアに攻め込まれて大変なことになっている。ロシアが常任理事国だから国連がそもそも出動しないけど、国連はあてにならないので、むしろ出動しない方がいいような気すらする。
アイダの教え子が敵軍にいて親しく会話するのだけど、腹を割れない怖さがある。
しばらく不在にしていたマンションに他人が我が物顔で暮らしているのが怖い。
直接的な戦場描写はないのだけど、戦争のリアルを肌身に感じる恐ろしい映画だ。
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