「新しい気付きを得られる=これは良い映画だ」ニューオーダー ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
新しい気付きを得られる=これは良い映画だ
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公開時より観たかったがなかなかタイミングが合わずDVD化してから鑑賞
良い映画というのは言わずもがな面白い(興味深く、関心する)という意味である
ストーリーについては救いもなく、息を呑む容赦ないシーンが見どころ
鑑賞後は幾つかの疑問が残るが、鑑賞中は難しいことは考えずに観ることができた
やはりラストの展開
一見すると市民が暴動を起こし、富裕層が襲撃めちゃくちゃに振り回される主人公。暴動は鎮圧されつつあるが軍の力が強くなりさらに振り回される。その時警察は味方なのか…?という話だが。
"振り回される"で済んでいい展開ではなくそれは強烈なものになっている。
他の評価者のレビューから色々と分かったこともあり、「なるほどなぁ」と感心する点は多かった
反体制を描いているように観ているだけではこの作品の真意は汲み取ることができていないかも
軍も警察も、上層部は富裕層の一部や政治家と手を組み新秩序へ誘導されていたということなのか
エンタメ性が高い一方で監督の格差への批判も鋭く刺さった作品だった
個人的には一市民の自分はエンタメとして楽しめたが、国としての根幹を揺さぶられる感覚は恐怖でしかない
90分足らずと見やすいが、展開(特にラスト)はあっさりしておりこれはこれで物足りなさもある
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