「基本に忠実な海洋ホラー」シー・フィーバー 深海の怪物 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
基本に忠実な海洋ホラー
シボーン(赤毛の女学生、分析と観察を得意とする。人付き合いは苦手)
ジェラード(船長、気短で懐疑的)
フレイア(操舵手、ジェラードの妻)
オミッド(技術屋、機関を担当、有能)
キアラ(船員、高齢者、ジョニーの叔母)
ジョニー(キアラの甥、シボーンと同じ大学出身)
スディ(船員、軽口)
ニーム・キノール号(木造の漁船)
[あらすじ]
研究生のシボーンが現場に出ろと漁船に乗り込まされる。漁船では“赤毛”を嫌う風習から嫌がらせめいた様子。
しかし禁止区域へ侵入した事でニーム号は突然 何かに捕まってしまう。(台詞で捕まったとあるが引っ掛かったと言うことか)
当然、謎の生命体によるモノであるがクルーは事態を理解していない。
シボーンも船底の変化に気付くが、それが何かは分からない。
木造の船底を溶かすようにしていた“それ”は次第に船内に侵入してくる…。
クルーたちに侵入始めるとそれは止まらなくなる…。
(かんそう)
単純な感想として、海洋パニックホラーである。巨大な怪物や大量発生した生物に襲われるタイプではなく、クラゲやカツオのエボシめいた生物であった。
巨大ではあるが人間への影響は繁殖の手段で卵生の幼体が身体に侵入するスタイル。
故に地味に自分たちを守る展開になる為、更に地味に(笑)
主役のシボーンとオミッドは色々手を講じて頑張っているのだが、ボロ船の装備では如何ともし難く、且つ派手に襲って来ないので恐怖感は低い。
そしてもっとも困るのは、あんだけ色々やった末に来るラスト
脱出のシーンがあるのはシボーンとオミッドだけ、フレイアはどこ行ったのか?とか?
飛び込んでその後は…あれで終わりなん?
どないなるか予兆くらいは感じさせてよ。
もっとやれたんでないかな?っと言う惜しい作品でした。