サイレント・ワールド2013のレビュー・感想・評価
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未曽有の大災害
冒頭アサイラムのクレジットを見た瞬間、これはダメだとあきらめた、しかも昔見ていたことを思い出してしまった、トホホ。
それでもアサイラムにしてはまともな方かも、ポスター通りエッフェル塔も倒れるし、詐欺ではないのは珍しい。パニックものは多いのでどこか既視感があるのは仕方ない。
この手のパニックものは危機脱出する特定の家族にスポットをあてたものが多いが、本作は元アメリカ軍人一家、政府が当てにできないのはわかるが、地獄の沙汰もコネ次第、軍人仲間のコネを使って特別待遇でオーストラリアに脱出と不公平感がちょっとある。
日本も火山国だから、ひょっとしてと思うと怖くなりますよ・・。
突っ込みどころ満載の超低レベルパニック映画です。
アイスランドの火山噴火だけでやめておけば良いものを、パリの巨大地震の地割れはありえないです。半年以上のヨーロッパでの降雪も論外。サッカーボール大の雹がたとえ降ったとしてもあのような雲では発生しないですね、雹が降るのは夏の時期が多く、巨大積乱雲などの急激な上昇気流による発生がほとんどです。ましてや内陸のパリでそんな現象が起きるのでしょうかね。全てにわたっているのが個人のパニクったドタバタコメディとして貫かれていること。非現実的な夢を見させてくれたことに感謝を込めて高評価させていただきました。
「テレ東」×「午後ロー」の中継ぎお笑い枠
物語内容が充分薄いので、只今「TV観ながらライブ・レビュー」をしております。少々失礼で恐縮ですが、お話の内容や映像はちゃんと把握したくないほどどーでも良いので書きません。
因みに本作は「サイレント・ワールド」シリーズの3作目。しかし「沈黙」シリーズなどとも比較にならないくらい作品間に全く連関がありません。単にツタヤの棚仕分け用です。
さて、観ていて先ず感じるのは、
なぜこれだけ何人もの“シリアス演技”ができる俳優を使えて、ヒコーキ・ヘリもレンタルして大胆なCG合成に“挑戦する”(出来てるとはとても言えない)リソースもあるんだったら、もっと小さめの「ある町の大災難・闘う市民たち」にしなかったのだろう?です。
ちょうど合間のCMで宣伝してる次週の「アイアンマン」だって砂漠のほか転換場面なんて幾つもないし、寒々しい画面作りも一地域で上手くまとめれば、緩い「ランボー」みたく佳作になれたかも(ムリか‥)。
私ごとながら、今を去ること1986年の和泉祭で全く期待せずに鑑賞しその迫力に感動した、明大映画研究会のガン・アクション大作(作品名等一切覚えてません)の方が30倍くらい良く出来ていました。
とはいえ、
実はこの映画は「オースティン・パワーズ」と同じ頻度と強度くらいにイイ感じで“笑える”んです。しかも話が後半のヤマ場に行くに従って、
「えっ?あれっ、死んじゃったよワッハッハ!」
「この状況でその行動?ハハハ」
「え、地球さん今そう攻めて来る?」
そして「フフッ、兄また転んだ」
とシリアスな笑撃力が加速していく。いかん、だんだん軍隊の規律ある?動きも超笑えてきたぞ。
ひょっとして本作品は、映画カテゴリーの新境地「シリアス・グローバル・ディザスター・アクション・コメディ」なのか?対抗作は「カメラを止めるな!」かもしれない。だとしたらスゴイ!いや、凄くはないか…。
などと、本作の笑いツボ・スタイルに慣れてきたところで映画がアッサリ終わってしまいました。知ってた… 切れ味鮮やかです。
もし何かの間違いでこの作品が劇場公開され私が間違って1,900円で観ていたら、終映までに“笑いながら怒る人”みたいな錯乱状態に陥り今頃は病床に縛り付けられているでしょうが、思わず休みになった平日の午後にはピッタリの駄作でした。
お寒い映画
2020年11月8日
映画 #サイレント・ワールド2013 (2013年)鑑賞
#ダイ・ハード にディザスタームービーの要素を加えたような映画ですが、途中の危機がショボイ
また、息子がよく転ぶし、なかなか起き上がらないのがイラつく
ヘリにロープで移る時プロペラに当たらないのかなと心配になった
なんで作った
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