私をくいとめてのレビュー・感想・評価
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おひとりさまの気ままな生活とその終焉
いや、本当にいい映画だったわ……
元々能年玲奈改めのんが『あまちゃん』の時から大好きなので、どうしても贔屓目にはなってしまうのだけど、大人の演技ができるようになった彼女が見せる様々な表情が、いずれも素晴らしい。温泉で「いい加減にしなさいよ!」と怒りを滲ませる顔、Aに引きずり回され、素に戻った時の憤慨する顔、ホテルの廊下で感情を持て余して泣き叫ぶ顔、どれも良いのだが、一番はやはり飛行機着陸時の恐怖から「くーーーーーっ」で解放されたときの顔だろうか。もっと色々あるのだけど、語り始めたら留まらないのでこの辺で。
心の中にいるもうひとりの自分と会話する人は、そんなに少なくないはずだ。だがみつ子におけるAのように、これほどまではっきりとした人格を持ち、時には人格交代まで起こしてしまうのは、有り体に言って多重人格障害と言っても良い。
しかし、このみつ子とAの会話によって生み出される独特の空気感が、このストーリーにグルーヴと可笑しさを与えている。それだけに、みつ子が多田くんと付き合いだした頃から徐々に距離を取り始めたAが、多田くんとの初めての夜(何もしてないけどね!)、最後に「ちょうどいい」姿を見せて消えた時に、そこはかとない寂しさを覚えたのだった。
いつかまた、みつ子がAと再会できる日が来るのを祈ってやまない。
なお蛇足を承知で言うと、繰り返しになるが『あまちゃん』からののんファンであるわたしとしては、やはりイタリアでの皐月との再会からの一連のシーンに涙せざるを得なかった。このキャスティング神かよ。
くちびるつんと尖らせて
google先生で「私をくいとめて」を検索した後に続けて大九明子監督を検索してたら、何故か「他の人はこちらも検索」に
「毎日 つまらない 独身女性」
ってあがってきました。毎日がつまらないって感じてる独身女性の方多いんですかね?答えなんて巷に溢れてますし大きなお世話でしょうけど、「趣味を持つのだ❗そして、できれば映画を趣味にするのだ‼️」って言ってあげたい。何故映画か?それは自分が好きだから✨自分が好きな物って人にも勧めたくなったりしますよね~。
そんなこんなで「私をくいとめて」です。ちょっと検索してみたんですけど大九明子監督って経歴がスゴい‼️大学を出て官庁の外郭団体へ就職、でも仕事が性に合わず4ヶ月で退職。その後、お笑い芸人や役者を経て映画監督って珍しい経歴ですよね。多分映画好きっていうより、表現者なんでしょうね。本作中の温泉でお笑い芸人が絡まれるシーンはもしかして実体験なのかも?
そういえばあのシーンの後でみつ子が嫌な記憶に苛まれるのはメッチャ共感しました。あるある、次から次へと嫌な思い出ばかり頭に甦ってくる時って。そういうのって一回ハマっちゃうとヤバいんですよね。そんな頭になった時には何か別の事やって気分転換するしかないんですが、なかなか難しかったりしますし・・・もう頑張れとしか言いようがない😣
みつ子はけっこうお一人様楽しんでるみたいでしたけど、「A」を作り出していたのはやっぱり何処かで寂しかったんでしょうね。お一人様は慣れちゃうと楽なので、そこから一歩踏み出すのが恐くなる気持ちもよくわかります。彼氏欲しいけどそれも恐いってハタから見るとメッチャ矛盾しているようですが、そういうもんなんですよね。進みたいけど進みたくないから誰かにくいとめて欲しい。矛盾なんて抱えてて当たり前なんです。
でも、みつ子は踏み出した。年下彼氏は物分かり良すぎな気もしますが、それでもみつ子にとっては大きな一歩だったはず。自分を救えるのは自分だけですが、自分が変わる機会って周りの人の影響が大きいですしね。自分だけのルーチンに凝り固まってると変化って起きにくいもんですし。見習ってチャンスは逃さないようにしていきたいもんです。
毎回主人公の友達の魅力もすごい
大九明子監督作品も、絶対観なあかん作品のひとつ。今回のは面白かったなぁぁ〜!!!いつもの大九節や世界観は炸裂していた。映像も登場人物のひとつひとつ一人一人、どこか少し個性的で変でそれでいて愛すべきキャラクターだらけで、相変わらずの宝物みたいな映画だった。のん×林遣都、めちゃくちゃ良かったよ。本当に幸せになって欲しいと思わずに居られないぐらい最初から最後まで愛おしかった。弱い所や苦手なものとか含めて全部。
片桐はいりがかっこいいキャリアウーマンの役で、ほんとにカッコ良いし、でもやっぱりなんか面白いなと笑う部分もあり、何か新鮮で良かったなぁ。
のんの会社の先輩役の臼田あさ美もめっちゃ良かった。優しくて面白くて、会社の誰にも相手にされなくなったイケメン男子に今更執着ひてるとことか可愛いし面白いし凄くほっこりしたよ。大九監督に出て来る主人公も凄く良いけど、主人公と一番仲の良い友達・同僚・先輩が最高、毎度毎度。主役を食う訳じゃ無いんだけど、魅力がすごい。松岡茉優→石橋杏奈、松雪泰子→黒木華、のん→臼田あさ美…!!!
男子のキャラも毎度毎度良いなぁ。相手役も片想い役も変なキャラも。キャスティングも好き。また次の大九作品もたのしみ♪
のんさんのビジュアルの良さ
原作ノータッチで鑑賞。前情報等もほぼなしで
日常パートは好みでした。
パニックモードの描写見てるのが結構しんどかった……
東京タワーでの告白はきゅんでした!
のんさんのお顔がただただずっと可愛い。
タイトルなし
ほっこりと笑えるシーンもいくつかあって、特にのんさんの演技や表情はとても魅力的。片桐はいりさん、カッコよかったし。
カーターのキャラクターも面白かったけど、勝手にふるえてろの課長のフレディは越えて来なかったなぁ
描写も表現も面白いけど、なかなかお話しに入り込めず、、そのせいか中弛みも感じてしまい・・
中弛みのを感じた後も、面白いエピソードはあったんですが、最後まで内容に入り込めず、これは何のお話しだったんだろう?となってしまった。
本作と同じく綿矢さん原作×大九監督作品の「勝手にふるえてろ」はめっちゃめっちゃハマって3回おかわりしましたけど、この時みたいな熱量は自分の中には感じられず。残念。
中村倫也さんの声は好きでした。
主人公の幸せを祈りながら見てた
わりと評判が良いなと思いながらも見るタイミングがなかなか訪れず、ようやく見ることができた。
ロングランしてくれてて良かった。
初めは主人公の内面を剥き出しに表現する手法に戸惑ったけど、時間が経つにつれ受け入れられたのはのんちゃんの演技のおかげかもしれない。
ちょっと大袈裟なんじゃない?とも思ったけど、心の葛藤ってこのぐらい情緒不安定なのが当たり前な気もするし可視化したらこうなるのかなとも思うと、全く気にならなくなる。
お一人様を満喫する描写や親友が暮らすイタリアに行く描写、年下の男性と付き合うことになってからの描写ととても場面の転換が多くてどういう終わりかたをするのだろう?と思ったけど、悪い終わりかたじゃなくて良かった。
何より、のんちゃんの演技見る機会が個人的にとても久しぶりだったので、演技を見れただけでもとても得をした気がする。
親友役として橋本愛ちゃんが出てくるのも良かった。
恋愛映画にしては珍しく?主人公にどうにか幸せになってほしいなって思いながら見れた。
原作があるとのことなので、是非原作にも目を通してみたい。
あと劇中で芸人の吉住が出てきてネタをやる所がシンプルに面白かった。笑
止まらない妄想
脳内にいるもう一人の自分と共に、長らくお一人様を堪能しているOLが、久しぶりに恋をすることで色々と葛藤する話。
一人暮らし、友達少ない、恋愛してない。
この三要素を全て持つ人なら、漏れなく脳内で会話してたり、どうでもいいことをずっと妄想してるはず。
退屈や寂しさを紛らすために妄想するしかない。
旅?友達?恋人?
妄想を止めてくれるものは一体なんなのか。
これからお一人様を拗らせた人の話を観たいなら、この監督の作品を観ることにします。
能年さんと橋本さんが親友ということで、あまちゃんを観ていた身としては最高のコンビでした。
あの二人がこんなに大人になって…と脳内でもう一人がしみじみしていました。
俺は、"のん" さんをこんなに気に入っていたのか!
全編のほぼ1/3は主人公である ”のん” さんのアップ。心象を表現するように、揺れる映像、不安定な角度でのアップ。しかし、それらがとても楽しい。ああ、気づいていなかった。俺は、”のん” さんを、こんなにも気に入っていたのか。(そう言えば、「8日で死んだ怪獣の12日の物語」 も観に行ったな・・))
主人公みつ子が大好きな多田くんと話すときのうきうき感。女優 ”のん” は、絶妙に上手い。そしてそれを撮る大九監督が輪をかけて上手い。みつ子と多田くんを演じる、"のん" さんと林さんという配役も絶妙だ。31歳と28歳なのに、なんてさわやかな恋愛シーンなんだ!もういろんなシーンがめっちゃ幸せそう! しかし、騙されてはいけない。大九監督は、原作の綿谷さんは、そんなことだけを描きたいんじゃない。 「誰かといっしょにいるには努力が必要」、「みんな悲しいんだよ、頭の中で悲しい話ばかりしてんだよ」 といったことを考えてジレンマに陥ったり、自分のいやなところ、だめなところを自問自答したり。マイナスの考えに陥って、脳内の自分Aに諭されるみつ子。
「観ているあなた(俺)が勝手に思っているような、"かわいくてやさしい女性" という面だけじゃないんだよ、わかれよ、バカ!」 と言わんばかりの構成とセリフと映像。上っ面だけみて楽しんで帰ろうとする俺は、なんどかひっぱたかれたような気がする映画。ちゃんと知れ、ちゃんと全部見ろ、みつ子というひとりの人間を! と言われ続ける映画。それを、こんな素敵な映画として、楽しい映画として撮る才能に、尊敬!!!!
「Aがいなくちゃ、寂しいよ」
「離れようとしているのは、あなた自身ですよ」
いやあ、楽しかった上に、あらためて人をみる姿勢を勉強させられた気がした。めちゃくちゃ得した感のある映画でした。
おまけ
この配役は、ショートシネマ 「もぎりさん」 を本編の前に上映するキネカ大森で鑑賞するのに、最高の映画だった。"のん" さんも、「もぎりさん」 に出てくんないかなあ・・・
こんなふうにお一人様を楽しむのもいいかもと思う部分もあったけど、妄...
こんなふうにお一人様を楽しむのもいいかもと思う部分もあったけど、妄想と独り言が暴走してしまったら実生活では苦しいかもと思った。
のんの透明感に改めて見惚れてしまったし、中村倫也の声はずっと聞いていたい程癒されました。
シュールでも意外と共感?脳内相談型、恋愛物語。
【賛否両論チェック】
賛:恋愛や人間関係に不器用なヒロインが、脳内相談役と二人三脚で人生に向き合っていく姿には、共感出来る部分が多い。
否:展開は非常に淡々と進んでいくので、思わず眠くなってしまいそう。結構シュールなシーンもあるほか、上映時間も長め。
のんさん演じるこじらせ女子・みつ子と、いつも的確なツッコミとアドバイスをしてくれる脳内相談役・Aが織りなす、とっても不思議な関係性が、不思議とクセになる本作。一筋縄では行かない、恋愛における人間関係の機微に、不器用なりに悪戦苦闘していくみつ子の姿には、思わず感慨深いものがあります。臼田あさ美さん演じるノゾミが告げる、
「人間なんてみんな、生まれながらのおひとりさまなんだよ?誰かといるには努力が必要ってこと。」
という言葉が、胸に染みました。
ただ物語は、そんなみつ子の恋路を中心に、かなり淡々と進んでいき、しかも上映時間も長めなので、惹かれないと退屈して眠くなってしまうかもしれません(笑)。また、飛行機や海岸のシーン等々、思っていた以上にシュールなシーンもあるので、その辺りは好き嫌いが大きく分かれそうなところでもありそうです。
それでも、ヒロインの一喜一憂に共感出来る方もきっと多いと思いますので、その独特な恋模様を是非ご覧になってみて下さい。
みつ子はのんにしかできない。
主人公は30代のおひとりさまOL。それなりに生活を楽しんでいる。時々自分自身の脳内のAに相談しながら生きている。ちょっとした偶然から会社の取引先のサラリーマンがすぐ近くに住んでいることがわかり、恋愛に発展していくというストーリー。
おひとりさま生活を楽しむみつ子を、のんが本当に等身大で演じている。美人っぽさを消してどこにでもいる普通のOLになっている。Aとの会話も、客観的にみれば独り言だけれども自然な感じ。現実の中に妄想のシーンが入る場面が何ヵ所かあり、みつ子の心情がよくわかる。みつ子と多田君の恋愛が進展する様子もリアルだけど生々しくない。そこがいい。キスシーンもなく、服のまま寝て手を握るだけ。
親友の皐月とみつ子の関係は、のんと橋本愛の現実とオーバーラップしてジーンとした。製作者の狙いではないだろうが。
君は天然色について語りたい
よく私の馬鹿レビューを覗きに来てくれました。レビューが遅くてごめんなさい🙏
色々思うところが有って原作を買って読みました。理由はのち程語ります。
さて皆様は「君は天然色」と言う曲を知っていますか?タイトルは知らなくても日本人なら誰でも知っている名曲です。
♫くちびる つんと 尖らせてー
1981年にリリースされた大瀧詠一さんの名曲です。今もCMのタイアップに使われています。大瀧さんは旅立ちましたが楽曲は永遠の命を得ています。凄いですね。
ここから大瀧詠一さんについて語り・・・ません。
終わらないからです。ただ山下達郎さんと佐野元春さんを世に送り出してくれてありがとうございます。
「君は天然色」が収録されているアルバム「A LONG VACATION」ですが全曲、松本隆さんが作詞しています。つまり世界観は松本隆なのです。
1980年6月、隆の6歳下の妹、由美子が虎ノ門病院に緊急搬送されました。しかし・・・同年6月13日に旅立ちました。享年24歳。
小さい時から由美子は病弱で世話をしていた隆は大変な衝撃を受けます。後に世界から全ての色彩が消えたようだったと語っています。
♫思い出はモノクローム 色をつけてくれ
大瀧詠一さんから次のアルバム(A LONG VACATION)の作詞を依頼されていました。しかし隆はショックで、歌詞が書けなくなっていたので断りました。しかし大瀧詠一さんはこう言いました。
いいよ、俺のアルバムなんて、半年でも1年でも待つよ。今回はお前じゃなきゃダメなんだよ。
由美子の気持ちはこうでした。売れっ子の兄には心労をかけたくない。逝くならひっそりと逝きたい。
♫別れの気配を ポケットに隠していたから
半年経ちました。隆は万感の想いを込めて、作詞に没頭して大瀧詠一の新アルバムの作詞をしました。タイトルは・・・
「A LONG VACATION」
そうです。由美子を音楽の中で世界に連れ出したのです。死んだんじゃない永い休暇だよ。カナリア諸島でもどこだって連れてってやるよ。そんな寓意を込めました。
なんかネガがポジになる。あるいはポジがネガになる。いやどっちでもいいんです。ノー天気な曲でもいいんです。受け手の自由ですから。
はい。私が気になったのは「君は天然色」をフューチャーしたのは大九明子監督かまたは原作の綿谷りささんなのかか?
しっかり書かれていましたよ。綿谷りささんの小説に。歌詞まで書いている。「カナリア諸島にて」の歌詞も書いている。嗚呼・・・わかっているんだね。この曲は実は鎮魂歌(レクイエム)だと言う事を。主人公は飛行機の中で命を失う事を覚悟した。つまり自分への鎮魂歌(レクイエム)です。
枕を終わります。いや枕なのか?どうなのか?
主人公 みつこ(のん)はお一人様ライフを満喫しています。年齢は31歳。なんとも微妙な設定。若くもなくおばさんでもない。同年代は結婚、妊娠、出産、育児、
どうなんだ?同調圧力なのか?周りもうるさいぞ!
ただみつこには救いが有ります。脳内相談役の
A (中村倫也 声のみ)
顔は出しませんが的確なアドバイスを送ります。そりゃそうだ自分だし。A はアンサーのA .お一人様のA 。
みつこは取引先の多田くん(林遣都)が気になります。みつこより3歳年下です。多田くんも私を好きかも?何故なら托鉢でみつこの料理を貰いにくるから。
ある時、多田くんを自室に上げて一緒に食事をとる事になりました。多田くんといいかんじ。ただそれだけです。うーん、もどかしい。
翌日、会社の先輩のノゾミさんに報告します。するとストレートな一言。
やった?
演じる臼田あさみさんはいいなあ。架空OL日記のイメージそのまま。とにかく明るい。少し浮いているカーター(若林拓也)が近づくと挙動不審になります。乙女だねー。
みつこはお一人様で温泉に行きます。風呂上がり宴会場で芸人さんがお笑いをやっています。トリはなんと
あの吉住さんです。シュールで面白い。しかし酔客に絡まれ大変な目にあいます。みつこは切れました。馬鹿野郎!嫌がってるじゃねえか!やめろよ❗️と言い・・・
ません・・・
裏でぶち切れますが相手は A 。側から見ると独り言ですが・・・私の敵は私です。ファイト!
大九明子監督は元女芸人です。優しい視点が滲み出ています。お笑いに性差はございません。いつの日かM1で女性が優勝する日が来ます。きっと。
年末のある日、みつこは学生時代の親友皐月からイタリアに誘われます。皐月はイタリア人と結婚してローマに住んでいるのです。しかし・・
みつこは飛行機が死ぬほど苦手。あんな重い物が空に浮かぶのはおかしい!わかる。私も苦手だもん。
ふと窓の外を見ると化け物が翼の上でエンジンを破壊してるよ。見ないふりしてカーテンを閉じます。しかし気になり少しカーテンを開くと・・・
化け物が窓の外に‼️目が合った‼️
それトワイライト ゾーンの2万フィートの戦慄だよ‼️
すいません。みつこは恐怖にかられパニックになります。そこに声が聞こえてきます。そうです A の声。
落ち着くのです❗️まずそのイヤホンを耳につけるのです❗️音楽を聴くのです❗️
チューニングから ドラムカウント 豪華なイントロ
♫ くちびる つんと 尖らせて
出ました!「君は天然色」
鮮やかな場面、ポップな演出です。楽しい。面白い。一生忘れない。でも・・・あれ?私の頬が濡れている。なんでだ?
イタリアに着きました。そこにいたのは なんとゆいちゃん!
違います。皐月です。演じるのは橋本愛ちゃん。朝ドラのあまちゃん以来の、のんちゃんとの共演です。潮騒のメモリーズです。盟友です。
いや折角、頬が乾いたのに・・・またかよ❗️許してくれよ❗️私をくいとめてくれよ❗️
橋本愛ちゃんはのんちゃんの事を玲奈ちゃんと呼んでいます。かってはのんちゃんは能年玲奈でした。本名を奪われてのんになったのです。
千と千尋の神隠しかよ‼️
芸能人は名前が命。海月姫は2014年公開ですので丸6年ぶりの主演です。(星屑の町はゲスト)
閑話休題、みつこと多田くんの恋はどうなるのでしょうか?シャイな二人です。ナックルボールのように行き先がわかりません。幸せな結末(はっぴいえんど)がくるのでしょうか?
最後のロケ地もいいなあ。原作では浦安のテーマパークでしたがロケは無理だし。最近違う映画で見た気がします。
のんちゃんの透明感は健在です。北欧を思い出しました。フィヨルドの少女。いや北欧行った事ないけど。
あー楽しかった!fun✖️4
のんちゃんは爆発的な演技力があるのでやっぱり映画館で会いたい。神隠しのように消えないで欲しい。
♫ もう一度 そばにきて はなやいで うるわしの
Color Girl
とにかく長文でごめんなさい。
読んで頂きありがとうございました。
緩急の差にヤられる!
序盤から非常にユッタリ・ホノボノなテンションで物語が進んだかと思えば、突然感情が暴走して荒ぶる…
もう緩急の差が激しすぎて酔いそうになる 笑。
のん自身の可愛らしさに加えて、分身的存在の「エー」とのやりとりも和むのだが、一度ダークサイドに落ちた時の情緒不安定っぷりは半端なく、迫力もなかなかのもの。
不思議なテンポと、斬新な設定で展開する、かなり攻めた作品だったが、のんの好演と可愛さが光っていた。
「勝手にふるえてろ」にそっくり
何も知らずに家でアマプラの「勝手にふるえてろ」を見てからこれを見に行ってしまった。原作が同じ、監督も同じだとすぐに気づきました。松岡茉優の演技に感動したばかりだったのですが、のんの演技にも同じくらい感動しました。
ある意味詐欺だよコリャ
生まれて初めて予告を見ずに見てきました。ポスターではめちゃくちゃコメディチックだったのでね。それがびっくり。かなりシリアスで難しい。一体何を彼女は考えているのか。Aは一体何者なのか。かなり考えました。邦画じゃこういうのは珍しいんじゃないかな。
でも正直序盤のコメディを突っ走ってくれた方が嬉しかったです。もちろんこっちも面白いんですけどね。
役者陣は全員上手いです。特に主役ののんさんはすっごく上手でした。優しいお姉さんっぽい演技やAに対しての子供っぽい演技、狂ったように叫ぶ演技など全部本当に上手でした。是非もっと活躍して欲しいです。
当たりでした。是非ご覧ください。
ワタシは2人目のA
個人評価:3.9
すごく丁寧な演出だ。1人の女性の心の内面と変化を緻密に描いている。俯瞰で捉えた描写はほぼなく、終始、主人公の内面から世界を覗いている為、自身が2人目のAになったかの様だ。
他者と接する煩わしさ怖さを、お一人様女子のフィルターを通し、人間の本質を描いている。原作と監督が女性ならではの作品だと感じる。
良作な現代邦画を撮る監督としては、大根監督に近い空気感はあるが、心の内側を描く力量はさすが大九監督である。
人の内面を時にコミカルに、あるときは情熱的に描く、テンポの良い展開が心地良く感じられる作品です。
星屑の町以来の、のんさんの実写出演。
今度はどんな姿を見せてくれるのかと、いつも楽しみにしています。
(※といいながら「8日で死んだ怪獣-」は見逃しました… しょぼん)
原作があることは知っていますが、内容に関しては知識無し状態。
予告や作品紹介から、 「イタイ女」 の話なのかな?
などと予想しながら鑑賞。
のんさん演じた「みつ子」。
そのキャラ設定のキーワードが
・三十路
・おひとりさま
・仮面生活 (というか、本心を見せない)
・脳内パートナー(A)がいる AはAnswerのA
ひとりを満喫するみつ子
実は「ちょっと気になる年下の青年」がいる。
ふとしたきっかけから
彼にご飯の惣菜を作ってあげたりする間柄に。
この二人「みつ子」と「多田くん」の関係を中心に
時折脳内パートナー(A)との会話をはさみ、お話が進み
さてどうなる二人の将来は?…
◇
この作品、やはり
「のん」 あってこそなのかなと感じました。
色々なのんが見られて良かったのですが
特にラスト近くのシーン。
火山の噴火のような、渾身のモノローグ。 これは必見かも
見ていて息が詰まりそうでした。
のんの周りの人々も素晴らしかったです。
中でも会社の先輩女性を演じた臼田あさ美さん。
しっかりしていそうなのに恋した相手には献身的
盲目的な面がある反面、自分自身の価値観をもっている
そんな女性を好演してました。
上映期間が終わる間際の滑り込み鑑賞。
観られて良かった。
満足です。
◇あれこれ
おひとりさま
を、テーマにしていると先に書きましたが
男女問わず、また
どの世代にも当てはまる内容なのかも。
そんな気がしてきました。
自分をさらけ出すのも、他人を近づけるのも
とても勇気のいること。
「今の状態を壊してしまうかも」 という恐怖心。
年を重ねるにつれ、大きくなりますので うん。
脳内パートナー(A)
中村倫也が最後までフル出場。 声だけ…
あ 待て
あの海パン男が中村倫也だったか… (←違う)
※素朴な疑問
「もう一人の自分の声」
は何故男の声なのでしょう?
多田くん(林遣都)
29才の設定に不自然さは感じなかったのですが
のんと並ぶと、のんより年下には見えなかったかも…。
まあ、のんも実年齢より上の役でしたけど。
◇最後に
じぇじぇじぇ …。
(↑書きたかっただけです えへ…)
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
「綿矢りささん」
今年6本目。
綿矢りささんが有名人で一番好きなので彼女原作と言う事で見に行く事に。「勝手にふるえてろ」も最高でしたし同じ大九明子監督なので今作も素晴らしい。そして、のんの演技に魅了。感情を爆発するシーンでは圧倒されました。
綿矢りささんがいつも考えている事は「最後尾でも乗れたら上出来」です。最近中国語の勉強を始められたそうですが、成績や順位は良くなかったとしても、入りたかった場所に滑り込んでしまえばいいんだと思われています。
「最後尾でも乗れたら上出来」忘れられない言葉になりました。
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