「誰か、私にブレーキかけて!!」私をくいとめて 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
誰か、私にブレーキかけて!!
2020年。
傷つきやすいナイーブなちょっとズレてる女の子を書かせたら、
天下一品の綿矢りさ。その原作を、
「勝手にふるえてろ」の大九明子が同じく監督・脚本を務めた。
主演の、のん。
のびやかでピュアそして清潔、そして情緒不安定で美女。
そんな、のんちゃん見てるだけで幸せ。
この映画の不思議ちゃんは、黒田みつこ(のん)の脳内に「A」という相談役がいること。
それが異性(男性)なのだ。
Aは絶対にみつこの味方。絶対に反対しない。励ます、褒める、慰める。
Aのお陰でみつこの精神はかろうじて持ち堪えている。
そんなみつこに年下の好きな人が・・・多田くんが現れる。
多田くん(林遺都)も、みつこの領域にズカズカ入ってこない優しい男性を好演。
脳内のAを、なんと中村倫也が声でサポートしてくれる。
ちょっと風変わりで、恋愛の微妙な空気や雰囲気を上手く吸い取っている映画。
(こじらせ女子、一歩手前のピュアさが、甘酸っぱい!!)
力作コメント返信お気遣いありがとうございました😭。綿矢さんは映画からするとおっしゃるとおり豪胆かつ繊細ですね。ただ直木賞芥川賞に興味ないので未読ですみません。のんさんは確かにハマり役で素晴らしい。悪人演じられるかどうかに今後がかかってますね。ジョーズ🦈はスピルバーグ考えたらしく、最後は老人と海になってました。長文大歓迎です。ありがとうございました😭またよろしくお願いいたします🙇♂️。
琥珀糖さん、コメントありがとうございます!
≫傷つきやすいナイーブなちょっとズレてる女の子を書かせたら、天下一品
まさに!ですね。綿矢りささん上手いなぁ、と原作読んでて唸ってしまいました。映画の方もそんな原作の雰囲気が上手く出ていました。のんさんの繊細で危うくて可愛い光子にほっこりと元気をもらえました。