「ちょっとこわかった」私をくいとめて 世界のメガネさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとこわかった
あまちゃんが大好きなので観賞。久々に再会したのんと橋本愛が、絵を描きながら涙を流すシーンはじーんときた。
のんが頭の中でAという妄想の人と会話しながら、おひとり様を満喫する姿が可愛らしく、多田との不器用な付き合い方は微笑ましく観ていて楽しかった。が、他人と上手く付き合えないので傷つきやすく痛みに敏感で、急激に頭の中で激しく妄想を爆発させる姿がちょっと怖かった。ホテルで恋人と二人きりになって緊張し、部屋から抜け出して一人になりたい一人になりたいとカメラにずんずん迫って吠えるシーンは、何となく分かるような、引いてしまうような、心の中の葛藤なのか実際に叫んだり狂ったように笑っているのか分からず、あっち側にいってしまう瞬間を見せられているようでハラハラした。自分も一人で会話したり、ふとよぎる嫌な思い出を意味もなく笑って打ち消そうとする癖があるので、共感はできた。そして、のんが可愛かった。
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