「くちびるつんと尖らせて」私をくいとめて アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
くちびるつんと尖らせて
google先生で「私をくいとめて」を検索した後に続けて大九明子監督を検索してたら、何故か「他の人はこちらも検索」に
「毎日 つまらない 独身女性」
ってあがってきました。毎日がつまらないって感じてる独身女性の方多いんですかね?答えなんて巷に溢れてますし大きなお世話でしょうけど、「趣味を持つのだ❗そして、できれば映画を趣味にするのだ‼️」って言ってあげたい。何故映画か?それは自分が好きだから✨自分が好きな物って人にも勧めたくなったりしますよね~。
そんなこんなで「私をくいとめて」です。ちょっと検索してみたんですけど大九明子監督って経歴がスゴい‼️大学を出て官庁の外郭団体へ就職、でも仕事が性に合わず4ヶ月で退職。その後、お笑い芸人や役者を経て映画監督って珍しい経歴ですよね。多分映画好きっていうより、表現者なんでしょうね。本作中の温泉でお笑い芸人が絡まれるシーンはもしかして実体験なのかも?
そういえばあのシーンの後でみつ子が嫌な記憶に苛まれるのはメッチャ共感しました。あるある、次から次へと嫌な思い出ばかり頭に甦ってくる時って。そういうのって一回ハマっちゃうとヤバいんですよね。そんな頭になった時には何か別の事やって気分転換するしかないんですが、なかなか難しかったりしますし・・・もう頑張れとしか言いようがない😣
みつ子はけっこうお一人様楽しんでるみたいでしたけど、「A」を作り出していたのはやっぱり何処かで寂しかったんでしょうね。お一人様は慣れちゃうと楽なので、そこから一歩踏み出すのが恐くなる気持ちもよくわかります。彼氏欲しいけどそれも恐いってハタから見るとメッチャ矛盾しているようですが、そういうもんなんですよね。進みたいけど進みたくないから誰かにくいとめて欲しい。矛盾なんて抱えてて当たり前なんです。
でも、みつ子は踏み出した。年下彼氏は物分かり良すぎな気もしますが、それでもみつ子にとっては大きな一歩だったはず。自分を救えるのは自分だけですが、自分が変わる機会って周りの人の影響が大きいですしね。自分だけのルーチンに凝り固まってると変化って起きにくいもんですし。見習ってチャンスは逃さないようにしていきたいもんです。