「人の内面を時にコミカルに、あるときは情熱的に描く、テンポの良い展開が心地良く感じられる作品です。」私をくいとめて もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
人の内面を時にコミカルに、あるときは情熱的に描く、テンポの良い展開が心地良く感じられる作品です。
星屑の町以来の、のんさんの実写出演。
今度はどんな姿を見せてくれるのかと、いつも楽しみにしています。
(※といいながら「8日で死んだ怪獣-」は見逃しました… しょぼん)
原作があることは知っていますが、内容に関しては知識無し状態。
予告や作品紹介から、 「イタイ女」 の話なのかな?
などと予想しながら鑑賞。
のんさん演じた「みつ子」。
そのキャラ設定のキーワードが
・三十路
・おひとりさま
・仮面生活 (というか、本心を見せない)
・脳内パートナー(A)がいる AはAnswerのA
ひとりを満喫するみつ子
実は「ちょっと気になる年下の青年」がいる。
ふとしたきっかけから
彼にご飯の惣菜を作ってあげたりする間柄に。
この二人「みつ子」と「多田くん」の関係を中心に
時折脳内パートナー(A)との会話をはさみ、お話が進み
さてどうなる二人の将来は?…
◇
この作品、やはり
「のん」 あってこそなのかなと感じました。
色々なのんが見られて良かったのですが
特にラスト近くのシーン。
火山の噴火のような、渾身のモノローグ。 これは必見かも
見ていて息が詰まりそうでした。
のんの周りの人々も素晴らしかったです。
中でも会社の先輩女性を演じた臼田あさ美さん。
しっかりしていそうなのに恋した相手には献身的
盲目的な面がある反面、自分自身の価値観をもっている
そんな女性を好演してました。
上映期間が終わる間際の滑り込み鑑賞。
観られて良かった。
満足です。
◇あれこれ
おひとりさま
を、テーマにしていると先に書きましたが
男女問わず、また
どの世代にも当てはまる内容なのかも。
そんな気がしてきました。
自分をさらけ出すのも、他人を近づけるのも
とても勇気のいること。
「今の状態を壊してしまうかも」 という恐怖心。
年を重ねるにつれ、大きくなりますので うん。
脳内パートナー(A)
中村倫也が最後までフル出場。 声だけ…
あ 待て
あの海パン男が中村倫也だったか… (←違う)
※素朴な疑問
「もう一人の自分の声」
は何故男の声なのでしょう?
多田くん(林遣都)
29才の設定に不自然さは感じなかったのですが
のんと並ぶと、のんより年下には見えなかったかも…。
まあ、のんも実年齢より上の役でしたけど。
◇最後に
じぇじぇじぇ …。
(↑書きたかっただけです えへ…)
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
> もぎりさんを、どこの映画館で
キネカ大森じゃないとすると、どこでしょうね。TCGグループだろうから、ヒューマントラスト有楽町とか渋谷、テアトル新宿、シネマート新宿、シネスイッチ銀座とかでしょうか...