MISHIMA
1985年製作/122分/日本・アメリカ合作
原題または英題:Mishima: A Life in Four Chapters
スタッフ・キャスト
- 監督
- ポール・シュレイダー
- 製作
- 山本又一朗
- トム・ラディ
- 製作総指揮
- ジョージ・ルーカス
- フランシス・フォード・コッポラ
- 脚本
- ポール・シュレイダー
- レナード・シュレイダー
- 撮影
- ジョン・ベイリー
- 美術
- 石岡瑛子
- 音楽
- フィリップ・グラス
1985年製作/122分/日本・アメリカ合作
原題または英題:Mishima: A Life in Four Chapters

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2025年3月8日あたし今まで三島由紀夫は
女子の読むものじゃないと思ってて避けてたんだけど
今年生誕100年ということで
このまま知らずに死ぬのもなんだな〜と
手始めに「潮騒」を読んだらどハマりして笑
片っ端から読んだ
一番避けていた「金閣寺」を昨日読み終え
この幻の映画を見ることができたという…
怒涛の1年でした
2015年の若松孝二監督映画
「11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち」
で概略を知ったが特に心に刺さらず
(音楽 板橋文夫のピアノに釘付け)
今回はもうあたしの中にイメージ出来上がってたから
そりゃもう大興奮ですわ
それにもましてその表現方法がめちゃ好み♡
寺山修司かホドロフスキーか、ってな感じのセット
実話この金閣寺のセット、本物見てるのよ
2021年MOTでの石岡瑛子展でこのセットが
そっくり一部屋に組まれてて
だから知ってたけどね
実際フィルムになって坂東八十助と佐藤浩市でしょ
感動したわ…だって昨日読んだばかりなんだもん
後半ドラマの緒方拳はすごい迫力だった
当時の事件性を如実に表している…
井浦新のとは比べられないね
40年間眠っていたからなお熟成が増した逆輸入邦画?
今こそ広くお披露目されたし
この映画はアメリカで40年前の公開時にニューオリンズの映画館で観ました。当時確か第1回東京映画祭での公開が中止になったという記事をアメリカ留学中に聞きました。それでたまたまニューオリンズに遊ぶに行った時に映画館でポスターを見て観ました。
感想はコッポラさんやルーカスさんが参加された作品だと思いました。映像、音声、音響、衣装、美術、そして音楽までも完璧すぎる作品で、とくに音楽のフィリップグラスさんは今でも頭の中で時々メロディが流れてる感じです。また一部白黒フィルムを使用してるからか、主人公の心の葛藤もわかりやすかったです。
ただ残念なのはこの作品が今の時代なら充分公開できたと思うこと。作品の全てを考えると時代の先を行き過ぎていたと思います。
コロナ禍の時にAmazonでこの作品のBlu-rayを買って観ました。今の時代なら同調出来る人も居ると思うが、40年前なら「そんなこと出来ない」と言う人が多数だからです。
百聞は一見にしかず。観て色々考えたくなる作品ですね。
アメリカが描く"三島由紀夫"をコッポラ、ジョージ・ルーカスと名だたる監督を冠に、脚本家としての手腕が確かなポール・シュレイダーで撮った本作。
日本人なら知って当たり前と言わんばかりな三島文学の映像化、幻想的な雰囲気と佐藤浩市に坂東三津五郎、奇想天外で近未来的な世界観と沢田研二、三島の分身的?坊主頭の永島敏行と物語が入り乱れ。
[金閣寺/鏡子の家/豊饒の海 第二巻・奔馬]
伝記映画として幼少期を含んだ三島由紀夫の生涯を物語に、、、真正直に観ていると混乱してしまう複雑さに戸惑う、、その理由は三島文学を読んでいるか否かの差が試される!?
断片的に挿入される三島文学の映像化、また違った映画を観ている気分に浸れる反面、三島自身を描く物語に切迫した心情など、緒形拳の演技や監督の演出に力強さが足りないような、淡々と一定のテンションを保ちつつ。
三島由紀夫の影響力と偉大さがヒシヒシと、同じ日本人として誇れる人物でもあり、自分自身の無知な部分に情けなさと恥ずかしさが、、??