おとなの事情 スマホをのぞいたらのレビュー・感想・評価
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ちょっと残念…
オリジナルのイタリア版が大好きで何度も観ているので、所々で設定などの違いが気になりました。
オリジナルと全く同じでもつまらないと思う方が多いのでしょうがないですが…。
まず、月について、オリジナルでは月が二重に見えるのがパラレルワールドを表していて、ラストはスマホ公開ゲームをしなかった世界線で終わるので、そこが一番の違いですね。
そして、木南晴夏ちゃんの秘密が無かったのが1番残念かな…オリジナルではスマホで写真を撮ろうとしたら怪しいメッセージが来るって場面があり、ここが私は1番好きでした。
あと、ゲイのカミングアウトの場面もオリジナルの方が良かったです。
姑を施設に入れる話もあって欲しかったなぁ。
と、まぁ、オリジナルが大好き過ぎるので全体的に残念に感じてしまいますが、前半はとても笑える場面もあり楽しめました。後半は台風のエピソードが長くてあまり笑えなかったですが。
そして1番の見どころは、なんと言っても鈴木保奈美さんの綺麗さですね。あの歳であの奇跡のような美しさ! 素敵すぎて言葉になりません。鈴木保奈美さんの美しさを堪能できる作品です。
コメディにしては乗りが悪いですね!
カフェ店長妻のむちゃぶり・・・隠し事がないなら、みんな(7人)のスマホを、
テーブルに乗せて、
着信はスピーカー、
メールは公開する・・・
そんなルールがこの映画の設定です。
イタリア映画『おとなの事情』が世界的にヒットして、なんと世界18カ国でリメイクされました。
韓国版は『完璧な他人』・・こっちは観てませんが・・・
日本は19番目!?
なんと遅い事でしょうね!
オリジナルの鮮度も落ちたこの時期、まぁ丁度いいタイミングかも(笑)
ある皆既月食の夜。
カフェ店長・渕上泰史の店に仲間が集まります。
木南晴夏と渕上泰史は30代結婚2年の夫婦。
美容整形外科医の益岡徹と精神科医の鈴木保奈美の50代夫婦。
パラリーガルの田口浩正とパート主婦の常磐貴子夫婦は40代。
そしてただひとり独身中年の東山紀之。
渋々公開することになったスマホ。
着信するたびにこちらもドキドキ・・・しましたね(笑)
誰かと誰かが、スマホを交換して・・・
ここで混乱が!!!
メールには、動画や写真が添付される・・・もうプライバシーは崩壊します。
てんやわんやの大騒動・・修羅場と化します。
でもねー、東山紀之の秘密も今現在では大して目新しくもないもんね。
そう、この映画、目新しい衝撃度が皆無なんですよ。
良くある秘密のオンパレード。
皆さんそっち系(どっち系だ!?)が大好きなんですね。
日本版の一番の違いは、彼ら7人が集まっている理由。
コンビーフの山積み・・・でしたものね。
ここがミソ!
結論=スマホを見せちゃダメダメ!!
ですよねっ!!
イタリア製ワンシチュエーションコメディの日本版。
WOWOWで放送されてたオリジナル版と日本リメイク版を
続けて鑑賞。続けて見ると、ストーリーを知ってるわけだし、
おもしろさは半減してしまいますね。オリジナルとの違いも気になるし、
逆にまったく同じ部分が鼻につく、というか少しは工夫しろよ、
なんて思ってしまう。完全に、鑑賞の仕方を間違ってしまいました。
もう少し、間隔をあけるべきでしたww
そんなことを思いながら、あえてレビューを書きます。
かなりオリジナルを尊重したストーリーになってるな、という印象。
ただ、省いた部分、変えた部分がオリジナルの方が良かった
ような気がします。特に、父と娘の会話。日本では合わないと
思ったのか、内容を変えてましたよね。
カミングアウトとともに、この映画の大切な部分だったような
気がするので、残念です。
あとは、終わり方というか、後半の展開。
日本には、合わないんじゃないかな。
これだけ傷つけあって、この展開はね。どう考えても、別離でしょw
こういう展開にもっていくのなら、「感動」なんて
演出はいらなくて、もっともっと
お笑いに振ってほしかったです、日本ではね。
これならわざわざ日本でリメイクする必要が無かった
原作はイタリアの映画で、「世界一リメイクが作られた映画」としてギネス認定されている作品です。
私は元となったイタリア版は観ていませんが、韓国版リメイクである『完璧な他人』は鑑賞しました。韓国版は多少の不満点はありつつも楽しく鑑賞できました。
本作は事前に鑑賞していた韓国版リメイクと比較しながらの鑑賞になります。
結論ですが、この程度のクオリティーならばわざわざ豪華な役者陣揃えてやるほどではなかったように感じます。90年代のテレビドラマのような古臭くて大仰な演出が鼻につくし、日本でリメイクするにあたって付け足された要素が悉く滑っているように見えました。観る人によっては不快になってしまうような倫理観のおかしいブラックユーモアがふんだんに盛り込まれた映画ですので、演出や脚本によってそれを上手くごまかさないと観ていてキツイんですよ。本作はブラックな要素が全くフォローできてなくて露骨なので、面白さよりも不快感の方が大きかったです。
・・・・・・・・・・・
ある出来事がきっかけで年に一度集まって食事会を開催していた3組の夫婦と1人の独身男性。今年もいつものように7人で集まって食事会を開いていたが、そんな中、メンバー最年少で新婚である杏(木南晴夏)がチャラついた夫への不信感を払拭するために「携帯に届いたメールや通話をメンバーに公開する」というゲームを全員に提案する。やむを得ずその提案を承諾したメンバーたちだったが、食事会中に届くメールや通話によって、次々と彼らの秘密が暴かれていき……。
・・・・・・・・・・・
そもそもの話なんですけど、例えば自分が知り合いに送ったメールを勝手に他の人に見せられたら嫌じゃないですか。この映画の最初の倫理観がおかしいポイントです。その場にいるメンバーは了承していたとしても、彼らにメールや電話している人たちはまさか自分の発言が赤の他人に聞かれているなんて想像してないじゃないですか。しかもメールや電話の内容は他の人に聞かれたくないようなデリケートな問題も多いですし。だから普通に考えて、自分に届いたメールや電話をその場の人たちに公開するっていうのはよっぽどの理由がないとダメだと思うんです。
でも本作は、杏が「携帯公開ゲーム」を提案する理由付けが弱い。かなり唐突に提案しているように感じました。韓国版がどういう導入だったのかはあまり覚えていませんが、ここまで不自然ではなかったと思います。日本版ではその辺の違和感が脚本でカバーできてないように感じ、かなり不自然でした。
そして公開される秘密も浮気・妊娠・浮気・妊娠・浮気。とにかくバリエーションが少ない。韓国版では投資の失敗とかパートナーに内緒で高い買い物してたとかもあってキャラクターそれぞれに合った秘密がありましたが、日本版では無くなっていました。
そしてところどころに観られた大仰でテレビドラマのような演出が鼻につきました。
例えば冒頭にある指輪をアップで映して「キラーン」と光るエフェクトが掛かるところとか、何かあるごとに大きくBGMが鳴り始めるところとか。監督の光野さんの来歴は存じ上げませんでしたが、映画鑑賞中に「多分この監督はテレビドラマ出身だろうな」と思うシーンが多々ありました。実際、光野さんは90年代から00年代にかけて数多くのテレビドラマを作成してきた監督で、映画の監督は26年ぶりだそうです。
長年テレビドラマの監督をやっていた影響で、テレビドラマの癖が抜けてないんだと思います。大仰な演出や頻繁に流れるBGM、クリフハンガー的な引きの演出が多くて全く映画的じゃない。そしてそのドラマ的な演出が鼻につきます。終盤の、台風のことを思い出すシーンも延々と説明的な台詞で台風の状況を喋っているのが「ドラマっぽいなぁ」と感じました。
韓国版では男4人が40年来の幼馴染で年が近いという設定でしたが、本作は「台風で孤立した建物に取り残され、お互いを励まし合いながら生き延びたメンバー」という設定になっており、年齢や社会的地位がそれぞれ異なっています。この設定変更はなかなか面白かったと思いますが、もう少し活かせたように感じます。韓国版は男たちは幼馴染であるが故にお互いのことをよく知っており庇い合うのに対して、それぞれの妻たちは付き合いが浅くて表面的な態度を取っているなどのキャラクター同士の関係性の描写が面白い作品です。その関係性の面白さが本作では設定変更で無くなってしまっているので、それに代わる面白さが無いといけなかったように思います。
問題が何一つ解決されていないのにコンビーフ食べて「めでたしめでたし」というハッピーエンドかのように終わっているのは違和感があります。この違和感、なんか既視感があると思っていましたが、『キサラギ』を初めて観た時の「ハッピーエンドみたいな演出してるけど全然ハッピーエンドじゃないだろ」感と同じように感じました。
私は韓国版と日本版を見比べると韓国版の方が良かったと感じたんですが、韓国版のレビューを久々に確認しに行ったところ「日本版の方が良かった」というレビューをしている人がちらほらいました。結局は、観る人によって評価が異なるってことですね。本作を観た方は、ぜひ他の国のリメイク版も鑑賞してみてください。軸となるストーリーは同じでも、役者の演技や脚本や演出、そして細かな設定変更が映画全体の印象を大きく変えることが分かると思います。オススメです。
何事もなかったように元に戻る、うん
映画「おとなの事情 スマホをのぞいたら」(光野道夫監督)から。
世界18カ国でリメイクされた
イタリアのコメディ映画「おとなの事情」の日本版。
物語の軸は、集まった人たちが「それぞれのスマホに届く
全てのメールと電話を全員に公開するゲームをすること」。
各国で、どんな設定が用意されているのか、楽しみに観た。
日本の場合は、1人の独身を除いて、
「50代のセレブ夫婦、40代の倦怠期夫婦、30代の新婚夫婦」。
それぞれの年代で、誰にも知られたくない秘密が違う。
だからこそ視聴者は、自分ごとのように見入ってしまう。
私が知りたかったのは、お互いの秘密がわかってからのこと。
場面設定に、集まった日の「月蝕」(月食)があり、
少しずつ、明るくなる月を眺めながら、こんな会話をする。
「どうなっちゃうんですか?これ」「どうなっちゃうって?」
「月です」「月?」「はい」「俺たちじゃなくて?」
「月はどうなっちゃうんですか?」
「何事もなかったように元に戻る、うん」「へぇ、そうなのか」
これが「おとなの事情」なんだよなぁ、たぶん。
最初から最後まで滑り倒します
原作は観たことがありません。
もし本来の作品が素晴らしいものだったのだとしても、この作品においては完全にスベってます。
私は、映画やドラマや漫画を見て
"現実的にありえない"と心の中で思っても"これはこれ"と割り切って鑑賞中は楽しめるタイプの人間ですが、この作品に関してはどうにもこうにも"ありえない"が多すぎて頭が追いつきませんでした。
コメディにしては笑えないし、感動するシーンもありませんし、どいつもこいつもクズだし誰にも感情移入出来ませんでした。
こんな考え方もあるよね、ってなる訳がないクズばかりよく集めたなという印象。
(不妊治療を希望する奥さんがいるにも関わらず浮気相手孕ませたり、旦那さんに偉そうに人格否定しておきながら仲間内で不倫とか、出会い系やらなんやら…)
どこが盛り上がるシーンなのか一切わかりません。起承転結ありましたか…?
始まりもやたら無駄に一人一人尺長いし、話自体どうでも良いところでもったり進むし、なのにラストは雑に終わるという非常にガッカリ作品でした。
コンビーフ嫌いです
元の作品も観ていますが、文化の違いなのか理解できない部分もあり、これがそんなに高評価なのか?と思ってレビューも書きませんでした。
今作は好きでした。
あちらにはない台風による避難と救助待ちのきっかけ、それにより年齢差やバックボーンの違いを超えた友情と絆が生まれたという設定は、日本人には受け入れやすいエピソードだと思いました。
個人的な感覚ですが、私個人は飲み仲間で始まった年齢差やバックボーンに何の関係もないバラバラな友人達が結構いますが、そういうことがないと、学生時代からの縁が続く友人と仕事関係の仲間しか周りにないという人は割と多いですからね日本人って。
パラリーガルの妻としてパートもして姑と同居して子供を3人育てているにしてはキレイすぎる常盤貴子にツッコミたくなったこととか、木南晴夏さんの演じた女がネガティヴで面倒くさすぎるところとか、ちょいちょいツッコミどころはありましたが、面白かったです。
芝居(演劇)みたいで好き
ほとんど同じ場面での会話のやりとりだからめっちゃ好みな作品でした😁
こういうのって逆に脚本やら役者さんたちの演技が伴ってないと見ていられなくなる(飽きて話が入らなくなる)が、今作はずっと見ていられた☝️
途中笑わせてもらったし、終盤はなんだかほっこり(問題は解消してないのに)
笑いでは済ませちゃいけないような問題もあったけど、ゴメンナサイ😔😔笑いながら見ちゃってました
なにより役者さんたちがハマっていたのでとても良かったです
欲言えばもっと笑いの場面と最後終わりかな🤔🤔
演劇をやりたいなら舞台でやればいい。
キャストは超一流と言われる俳優女優を揃えておいてここまで料理が下手だと可哀想になるくらいの演出や構成。
序盤の長々とした説明セリフやキャラを際立たせるためのオーバーリアクションなど、舞台なら判るがカメラを割っている映画では間延びと違和感しか感じない。
常盤貴子がビンタするシーンなどは間を詰めて緊迫感を出さないと観客にとっては自分も男のメールで下着を脱いでる事がチラついて感情移入できないため、その後の東山のセリフが死んでしまう。
同様に鈴木保奈美ももっと追い詰められないと、益岡徹は実は特に悪い事をしていない事が客にバレてしまう。
後半の大型台風での出来事を振り返るシーンも中途半端に科白劇にしているため大変な災害を乗り越えた感情が伝わらず、まるで同窓会のような雰囲気に。これだけのキャストを揃える金があるのだから再現シーンくらいとれただろう。東山が雨の中コンビーフを開けるカットは今どき昼ドラでもやらないような安い合成で興ざめする。
オリジナル版を見ていただけにがっかり感がすごかった。監督は切腹ものだと思う。
かくしごと。
人間の醜さとかがよく分かる映画。
みんな人には言えない秘密があるって言う。ただし、男2人、女1人あいつらは許せん、クズだと思う。
最後とかいい感じにまとまってはいるがスッキリした終わり方じゃない感じ。
みんなスマホを見せられますか?
場面が全然変わらないのに笑えるところも多くあって楽しかったです。夫婦の間には見せられない言えないことなど沢山あると思います。実際僕もあの場面でスマホ出すのは嫌かな笑
ただ、結婚してるのに他の人との妊娠がわかったのになんかハッピーエンド的に終わったのが流石にあかんでしょって思いました笑映画的にはとても面白かったです!
ありえん
5人で行ったのですが、5/5つまらなかったと答えました!
大人になると何か面白みを感じるのかもしれませんが、高校生なんでわかりませんでした。
特に最後のコンビーフの下りは無理やりこじつけてんじゃないのかってくらい無理がありました。
前にカップルいたんですけど別れないよう祈るしかない。
途中迄は面白かったんですが、
男の子の切ない動画メッセージとキャバ嬢?からのイケイケLINEが
届く辺りまでは、大笑いしてみてたけど、
鈴木保奈美夫婦のやり取り辺りから、
なんか、、それ、怒るポイントか?とか
違和感ありありで、作品に没入出来ず。
淵上さんは責任感無さすぎてドン引きだし。
そして最後、無理矢理纏めるコンビーフと
東山。
コンビーフの長いCMだったのかも。
なんかなあ、、という思いは、
次に見た夏目友人帳で払拭するしかありませんでした。
東山さんがよかったです。
鈴木保奈美さんの浮気が発覚するまではかなり面白かった。
以降、後半は退屈だったかな。
身内どうしの浮気がバレてしまって。またこの集まりの関係性が維持出来るとしたら映画とはいえ不自然すぎますよね。
無理がある。
グレー
映画の上映回数が減り、夜の上映がなくなったので非常に観に行くのが難しくなってしまった。
収益また減るんだろうなあ。
さて、
大元のイタリア版は見ておらず、韓国版は公開時鑑賞済み。
初めて見たときにすごく面白いと感じたのを覚えており、やはり二度目になるのでその時の衝撃はなく、どうしても星がへる。でも初めて見る人は面白く観られると思うので、お勧めしたい。また、こんなご時世でもあるし、どうせなら一人でだまって見たほうが良い映画だと思う。夫婦や結婚するつもりのカップルで見るのは辞めたほうが良いでしょう。
グレーゾーンという言葉があるが、このグレーという白と黒の中間である中途半端な色こそ非常に大事な色なのだと強く思う。洒落たご老人をロマンスグレーと言うことがあるが、大人になり歳をとるというのは見た目だけでなく、中身もどんどんグレーになることなのだろう。
そしてそんなグレーな部分をできれば受け入れられるようになりたい。実はグレーな部分にこそ本音が隠されていて、最後に三平がいうところの生きている上での大事な部分なのでしょう。
みんな色々やらかしてるが、私には一個だけそれは無理、絶対許せないというものがあった。
見る人それぞれにここまでは許せる、ここからは無理、というラインがあろう。それを話し合ってみたいなあと思った。
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