「ハッピーエンドにしちゃダメ」おとなの事情 スマホをのぞいたら ONAKAMAさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーエンドにしちゃダメ
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邦画の悪い癖が出た作品だったなぁという感想です。
7人中3人も不倫問題があるのはやりすぎじゃないかなと思いました。それだけの秘密があってよくここまでの関係性を作り上げれたなと。伏線の貼り方もざっちぃのでモヤモヤしました。六甲・園山家の妻がいくらなんでも強すぎる。自分たちも不倫をしているのに、開き直ったり泣いたりして、感情移入がまるでできませんでした。六甲夫は特別悪い事してないのに責められすぎていて可哀想でした。向井夫は7人の中で1番クズだと思います。中々の問題(不倫からの妊娠)を起こしている割には楽観的だったのかいちキャラクターだったとしても腹立たしいです。向井妻が不憫で仕方がないです。
作中ではこれだけのことが起きているにも関わらず、ハッピーエンドに物語が進んでいったのであんぐりです。六角妻が主導権を握り、和解へ向かい、なぜか全員一致で円満に終わる展開が謎でした。もっとギスギスした空気になるなら分かるにしろ、ハッピーエンドに持っていくのは邦画らしいと思いつつ、鳥肌が立ちました。
演技力自体は素晴らしい一言ですが、脚本が多くをぶっ飛ばしてると思います。あの空間だけで100分持たせた事には感心しています。
鑑賞日 1/10
鑑賞時間 16:40〜18:30
座席 H-10
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