「ハリウッドの音響を称える為に、ハリウッドのみんなで制作した業界自賛映画。合言葉は「会社は理解していない」。」ようこそ映画音響の世界へ YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
ハリウッドの音響を称える為に、ハリウッドのみんなで制作した業界自賛映画。合言葉は「会社は理解していない」。
この映画こそ、配信ではなく、映画館の良い音響下で味わう冪”ザ・映画”である筈が。。。
BS・NHKやディスカバリーチャンネルが制作しそうな”音響ビギナー向け教育コンテンツ”であった。
本映画は特に目新しい何かを教えてくれた訳ではなく、
鑑賞者にありきたりに”音響の重要性”を復習をさせたに過ぎない。
皆無ではないが、映画館の音響設備(5.1ch)でしか味わえない部分はごく僅かであり、
これからの音響の未来・将来の方向性を語ってくれる事も無かった。
そして、映画の中での高音と低音の違いや、音の干渉(音の多重録音ではない)とゆらぎや反響 といった技術的な教えもなかった。
エンディングタイトル位は すべての技術を駆使した「花火(デモ)」にしてほしかった。
この映画を観たあと「地獄の黙示禄」を良い音響化で観たくなった。
コメントする
YAS!さんのコメント
2020年11月9日
Netflix等配信サービスが躍進してきたこういう時だからこそ、
劇場が配信に勝てる大きな武器である「音響」の意味を聴取に対して教えなければならない本映画の主題を制作スタッフは理解してこの映画を創っていないのは残念だ。
何故映画館で映画を観るのか?
先のフレディ・マーキュリー(クィーン)の映画でもそうったよねぇ
自分達がやるべき事を理解できていないハリウッドの将来は暗い
YAS!さんのコメント
2020年10月20日
限りある製作費の非常に多くの部分を主役級俳優が持って行っしまい、スタッフ達は労働条件確保だけに気を向けさせているのが、今のハリウッド衰退の根源に成っていると思います。