カサノバ 最期の恋のレビュー・感想・評価
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ステイシー・マーティンが大好きなので 彼女目当てで鑑賞。 ストーリ...
ステイシー・マーティンが大好きなので
彼女目当てで鑑賞。
ストーリーは色ボケ親父の戯言知らんがな。
なんだけど、衣装がめちゃくちゃ良かった。
ブノワ・ジャコー監督の作品は、当時の生活史・風俗史をリアルに観てる様で楽しい。
起こる事象に善悪つけない冷めた感じ。
苦しんだ後に愛に気付く
バンサンランドン扮する旅好きの文筆家ジャコモカサノバは亡命して初めてのロンドンに来た。一見年配に見えるカサノバはどうもずいぶんプレイボーイらしい。苦しんだ後に愛に気付く。かつらかぶったり若い女性に気を使ったり上流階級の暮らしも大変だね。
恋に生きたかもしれないが、愛を生きることはなかった男の物語
見終わった後、もんもんとする映画だ。
何がもんもんとするのかと考えると、カサノバにどうしても感情移入できないところだ。
この映画には、質の悪い娼婦に「人生の黄昏を無理やり押し付けられたような」振られ方をした悲惨なカサノバの最後が描かれていると捉えることもできるが、
このような結末を避けるべく、彼に打てる手段があり、その可能性があることも、ちゃんとこの映画には描かれている。
それは何かと言うと、当時の女性の社会的境遇だ。一見華やかに見えても、借金まみれで困り果てて彼に悩みを打ち明ける昔の恋人の歌姫。彼が虜になる娼婦も、娘を食い物にしている母親に殴られた後、彼の元にやってくるではないか。
しかし、カサノバは何もしようとしないし、娼婦には「愛していない」と冷たく遇らう。
恋の紋切り型を超えて、その人間を愛するために、自分を投げ出すことなく、これまで生きてきて、同じようにそうして生きているカサノバ。彼は自分が次々花から花へと飛び回ってきたと考えているかもしれないが、一つの花を深く知ることができなかったゆえに、そのように生きることしかできなかったのだ。
帽子屋で再会した娼婦は、彼に対して復讐を企んでいたのだと思う。
そして覚めることのない彼の目には、目前で話を聞いてくれる若い娘の輝くような美しさすら感知されていないのだ。
【”後年、数多くの浮名を流した男の真の恋情” 女性にモテる男ほど、焦らされると恋情は募るのです・・。ステイシー・マーティンの妖艶さ全開作でもある。】
ー イタリアに実在した文筆家でモテ男、ジャコモ・カサノバ。1000人の女性と床を共にしたそうである・・。
今作は、カサノバ(ヴァンサン・ランドン:仏蘭西の名優との事だが、初見。)が当時の壮年期に”初めて”恋に落ちた姿を描いている。恋の相手は、マリアンヌ・ド・シャルピヨン(ステイシー・マーティン)
カサノバを演じるヴァンサン・ランドンが、壮年期の男に見えないのだが、そこは演技でカバー。
何より、娼婦シャルピヨンを演じたステイシー・マーティンの妖艶な美しさ、腰の括れも露わにした裸体に、ドキドキしながら鑑賞してしまった作品・・。(ホント、すいません・・。)ー
■感想
・ストーリー展開は、相当に粗い。
冒頭、1793年のボヘミアで、女性から恋の遍歴をインタビューされるカサノバ。顔は映されない。
そこで彼が言った言葉。
そして、舞台は30年前のロンドンに移る。
・モテ男で壮年期のカサノバはロンドンで開催された宴で、シャルピヨンと出会い、一目ぼれ・・。イヤリングを気障なシチュエーションで贈ったりして、関係を求めるのだが、
”ルールを守らないと・・”
と躱されて、焦らされて焦らされて・・。
・カサノバは、シャルピヨンが、全裸で盥の水で身体を洗っている姿を見てしまったり、他の男と寝ている姿を見てしまったり・・。ショルピンを想う心は募るばかり・・。
ー 分かる、分かるぞ!カサノバ君!
男とは、哀しくも愚かしき生き物で、相手から近づいてくる場合には、余裕で受け入れるが、焦らされると、もう・・。 ー
<ステイシー・マーティンは「グッバイ・ゴダール!」で、”こんなにお若いのに・・”と思ってしまった演技と、「アマンダと僕」で、更に深みに嵌った女優さんである。
そんな彼女が演じるシャルピヨンの妖艶な姿に、カサノバ同様、ヤラレタ作品。
18世紀の高貴な人々の衣装、意匠も佳き風合を醸し出しているし、知的なコルネリア夫人を演じたヴァレリノ・ゴリノも美しく・・。
男とは、近くの”花”より、手に届きそうで届かない”華”を追い求める愚かしき生き物なのである・・。>
R18+ほどエロくない
200年以上前に1000人以上の女性と寝たカサノバの最後の恋を振り返る話。
最後の恋の相手は娼婦シャルピヨン。
娼婦なのになかなかベッドを共に出来ないカサノバの苦悩が見所なのかな?
シャルピヨン役のステーシー・マーティンは綺麗だった。
エロ度は大したことなく、この程度でR18+になるんだ、って思った。
愛してると言えないプライド
ステイシー・マーティンが綺麗だった。で終わる渡辺淳一& トーマス・ハーディワールド。睡魔との戦いでした。貴族の恋愛もどきが苦手なのに、こんなん見るなよ、俺.....
愛恋沙汰で生きて来なかったミリヲタには合わなかったです。ただ、それだけの事でして。
退散します。
若い娼婦に翻弄されるカサノヴァ
ジャコモ・カサノヴァ‼︎
自伝によると1000人の女性とベッドを共にしたというが、ご自身の言うことなので定かではない。
今作は年老いたカサノヴァが最後に惚れた女性について自ら語るスタイル。一人の若い娼婦に翻弄されボロボロになった。もうカッコ悪くてしかたがない。
自分は主演のヴァンサン・ランドンと同じ歳なんで強烈なシンパシーを感じた。
しかし老いた男性以外に誰が面白いというのか。
『R18』ということだが『R60&男性』が相応しい。
ちなみにカサノヴァを不抜けにしたのは「ニンフォマニアック」で若き色情狂を演じ、また「グッバイ・ゴダール!」ではゴダールの二番目の妻を演じて強烈な印象を残したステイシー・マーティン❣️
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