13月の女の子のレビュー・感想・評価
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五分刈りの津田寛治
小宮有紗が主演のようだが実質的には荻原みのりが主演 エンドロールでは脇を固める大物俳優の如く最後に名を連ねている いかにも低予算 ダントツでギャラが一番高そうなのは津田寛治だが友情出演らしいので良心的なお値段だろう 役作りのためか髪型をバッサリと短くしたのは謎 彼にとって学校の先生といえばあの髪型なのかもしれない 女子校が舞台 若い美女がいっぱい出てくる いわゆるアイドル映画? コメディー要素はない このメンバーで脚本がいまいちではかなりきついが意外にもそこそこ楽しめたのでその点はきっと良かったんだろう 若くて綺麗な女性が好きで好きで堪らない人には向いている作品かもしれない 自分はそれほど好きじゃないらしい 『バイプレイヤーズ』に出てくるような役者さんがたくさん出るような映画が好き 生徒役の皆さんは荻原みのり以外知らない その荻原みのりは一穂であり莉音であり巫女だったりする 少々難解の一番の原因かもしれない パラレルワールド ジャンルはSF 東日本大震災と似た状況 首吊り死体が発見されても警察に通報できない カレンダーには13月がある世界 ゾンビが出てこない『がっこうぐらし』みたい だからホラーではない ヌードモデルになって絵を描いてもらうシーンがあるが胸より上のみ これでは志村けんは興奮できない アキラ100%がこんな扱いされたら芸人殺しだ 投票のシーンが印象的 一番の見せ場 SFは好きなジャンルだがパラレルワールドは好きじゃない なんか卑怯な感じがする それ以上に苦手なのは松本まりか系の秋本帆華の声だ こんな声でこっぴどく叱られたら失笑してしまう それでもそのうち松本同様に慣れるだろう 結局学校の向こうがどうなっているのか 自殺した謎の男は過去に何があったのか それはわからずじまい 全てにおいてなんか物足りない作品 とりあえず荻原みのりファンならそれなりに楽しめるだろう
アイデアてんこ盛り
主人公:一穂が病気で亡くなった巫女に会いたくて13月があるパラレルワールドへ迎う話。 通常世界では、若ければ若いほど死に対して敏感でも無く生活し、逆に13月と言うマンスリーがあるパラレルワールドでは死がすぐ隣同士の真逆の世界を構築。 異世界では容姿変更、漂流教室の様なもう一つの異世界観、昭和時代の角川映画を思いださせる描写、深作バトルロワイアルを少しかじった様な心の闇、色々アイデア盛り沢山な(でも舞台的にはライトな)SF映画。 2つ世界の唯一共通点はキャラクター巫女の宿命なる「死」なのだが、これをパッピーエンドへ持ち込む(脚本を納得化)為に思考(心)のみ過去へタイムスリップと言う強引さも発動✨ アイデアは申し分ないが、撮影も4:3の画面比率で古臭いし、俳優陣の演技の良し悪し等が伝わって来なかったので、勿体ない感がありました。
2度見ることをオススメします。
この作品は主要人物だけでなく、登場人物一人一人に様々な背景が用意されています。 一人一人の個性が中盤以降の展開を理解するには必要となってきますが、人数もそれなりに居る為、1度の鑑賞では把握しきれずキービジュアルの3人に注目して終わってしまうかと思います。 しかし2度見ると主要人物の関係性の美しさや、その他の生徒達が展開するドラマがより分かりやすくなり、より楽しめます。 理解が深まればラストシーンの良さも一層増すかと思われます。 このご時世に合った素敵な作品だと思いました。
難しめのファンタジー
着想とやりたいことは面白そうだが、映像のクオリティや説明台詞の置き方や展開の力業感が全体的に気になってしまった…。結局よくわかんなかったなぁってのはまぁいいとして、メイン以外のキャラクターにもそれぞれ見せ場がありそうなのに個性を活かしきれていないのがとても残念。
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