「全てがバラバラの謎映画」十二単衣を着た悪魔 Masuzohさんの映画レビュー(感想・評価)
全てがバラバラの謎映画
今週は観るもんないなあと思いつつ
これくらいしかないかという感じで観賞
例の俳優達案件でとんかつDJもやっぱり
ヘンな意識入りすぎてフラットに観れなかった
ので期待はしていませんでした
女優が監督するってのも嫌な予感しかしませんでしたが…
感想としては
・不快しか感じないキャラ付け
・それも別に意味が無い
・何がテーマなのかわからない
・コメディかシリアスかもわからない
・何もしてない登場人物
・不慮に死んだら負けなのか
・いやそのりくつはおかしい
と全方位的に最悪でした
優秀な弟にコンプレックスを感じつつ
就活失敗を繰り返す主人公伊藤雷が
ふと参加した源氏物語の展示の日雇い仕事で
もらったパンフレットに巻き込まれて源氏物語の世界に
そのパンフレットによって行く末を知っていることから
陰陽師雷鳴として弘徽殿女御に使えることになります
この導入部もコントみたいなキャラ付けの主催者?
みたいな奴が不快な喋り方でイラッとさせてきたり
サラッと派遣をディスるなどどうかと思うシーンもあり
いきなりどんな映画かわからず嫌な予感がします
主人公もコンプレックスがあるというよりは
ただのスケベのバカでしかない軽いキャラクター
なのでこれはコメディなんだろうなと思っていると
それ以降はシリアスな展開にしかなっていきません
帝の最初の妃の弘徽殿女御の子の一宮と
帝が入れあげていた桐壷更衣の子二宮の光源氏で
帝位争いの話になりますが弘徽殿女御は展開を
雷に聞いて怖い顔でニヤニヤするだけで
別に何か策略を仕組んだりするわけでもなく
何もしません
そんな話で進むのかと思いきや雷鳴に倫子という
恋人が出来て子供が出来るとこまで行きますが死産
倫子も死亡という悲劇になってしまい
雷鳴はショックを受けるというエピソードがいきなり
ぶっ込まれます
もうこの辺でこの映画どういう話をやりたいのか
よくわからなくなります
真ん中のかなりの時間帝位争いの話はまるで出てこず
弘徽殿女御も全く出て来ずぶった切れてます
スクリプトどうなってるの
で母に死なれ母の面影がある光源氏がとっかえひっかえ
女に手を出す事に対して一人を一途に愛するのはすばらしい
事なんだーという訴えと
母親は子供の心配を皆しているもんだから
やりたいよにやれーとか聞こえの良い言葉を都合よく並べて
現代に戻ってきて倫子似の女性に出会って
なんか終わります
全体的にバラバラでとっちらかっておしまいみたいな映画
特に言うことも無いです
とりあえず言えるのは今一番悪魔なのは
この映画に出てる二人でしょうね