劇場公開日 2021年6月25日

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夏への扉 キミのいる未来へのレビュー・感想・評価

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彼には実質30年、体感7日、彼女には数時間ぶりの「ごめんね」

2021年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

17歳の妹と年の差を埋める話

タイムトラベル作品は良作が多い

だれもが変えたい過去があり叶えたい未来があるから惹きつけられる永遠のテーマだ。
最近の名作だと「テネット」が時間系の映画では記憶に新しい。
時間を遡り、未来を変える。でも今の自分が居るってことは未来は変わらない訳で…

本作はSF作家ロバート・A・ハインラインの原作を日本アレンジした作品。
どんなストーリーなのか気になったので鑑賞してみました。
期待半分不安半分といった感じでしたが、不安が的中!

トホホとしか言いようのない気分になりました。

山崎賢人の顔とか人柄は嫌いじゃないけれど、自分が見たことある彼の出てる映画って言っちゃ悪いが駄作しかない。
演技とかはいいと思うんだけどな~、作品に恵まれてないのか、私と作品の相性が良くないのか、つまらないのが多い印象だ。

今作は大分昔のSF小説を現代?にリメイクしたそうだが、原作SFの古臭さが消しきれてない。
原作は1957年に出てるから当時としては素晴らしいと思うし、原作の設定に不満が有るわけではない。
タイムスリップ系の話は時代とともに進歩して色んな仮説、解釈が生まれ、多岐にわたる。
過去と未来が一直線の説と過去と未来が無限に分岐している平行線の説が有るけれども最近は平行世界が主流の考えだ。

「夏への扉」は直線説で物語がすすむ。
ターミネーターとかバックトゥザフューチャーの様に80年代公開ならば違和感なかったけれど、このストーリーを現代でやるのはいささか無理があるのではないだろうか。

本作を見ていて感じたのは「ターミネーター」と「トータルリコール」の雰囲気。
コールドスリープとかアンドロイド、無限電池とかSF古典って感じです。
なんとなく「トータルリコール」の雰囲気を勝手に感じてたんですが、美人秘書の夏菜が出てきたあたりから彼女がシャロンストーンにしか見えないくなってて、怪しいなぁなんて思ってたら案の定。
それ以外にも微妙に変えてはいるのだけれど、「トータルリコール」の雰囲気が漂う。
太った夏菜とか受付嬢の不気味さとか…どれも頑張ってるんだけれど「トータルリコール」に負けてるんだよなぁ。

90年公開のSF超大作「トータルリコール」と比べるのは変かもですが、現代の技術や発想力って衰えてしまったのかと悲しくなります。
本作の未来は2025年だからさほど今と変わってない生活なのだろうとは思いますが、もっと制作側の遊び心とか挑戦とか見たかったですよ。
誰でも考え付く未来の生活なんてみてもなんもワクワクしないんですよね。
無限電池で化学とか生活は飛躍的に発展するって劇中でも言ってるんだから、もっとその恩恵にあやかった未来を見せてほしかったです。未来はそんな変わらないってのが逆にリアルだったのかもしれないけれど。

役者の方々はいい演技だったとおもいますよ、特に藤木直人さん、ロボット役頑張ってましたね、「AI」のジュード・ロウを想起させてくれましたし、目に命が宿ってない感がよかったっです。
原田泰造のお人好し感とかよかったです、依頼を完遂する信頼性のある顔でいした。
まあ、ストーリー的に未来がわかってるから裏切られる心配はないのだけれど…

ほめれる所はそのぐらいかな、それ以外にいいところを見つけられませんでした。

ストーリーは未来行って過去行って未来に戻る話なわけですが、結局自分を救っていたのは~って話。
原作が古いのは仕方ないとして、古典を古典のままやってどうすんの?もうちょいアレンジできなかったのか?
舞台を現代にしたから満足なのだろうか、それで満足ならあまりに志が低くないですか?
少なくとも80~90年代の映画はもっとまだ見ぬ未来を夢見て創造に心血を注いでいいたと思うし、ほとんどの近未来SF映画って独自の未来アイテムとか出してくるものだとおもってたけれど、本作にはそんなものは無い。
未来なんだから超化学でなんでも出来るんだーって自由に発想できたのはいまや昔の話のようですね。自由な未来の話がしたいのに昔し話になるとは…

原作発行が1957年で内容は「1970年の男が2000年に行く」話みたいですね。発行時の未来とそのまた未来を描くなんて。作者はなんて凄まじい発想の持ち主なのだろうかと脱帽してしまいます。
それに比べてなんですかこの映画は!
「1995年の男が2025年に行く」話って、ちょっと昔とちょっと未来を映像化しただけじゃん、撮影しやすい以外の何物でもないですよねこの脚本。予算とか都合とかが有るのはわかるけれど、どうあがいても約70年も昔の原作を超える事は出来ない映画です。悲しいなぁ。

文句や不満は一ぱいありますが、これ以上書くのもなんなので省略。

一番大事で一番納得いかないことが有ります。
わかってる方がらしたらそんなことも理解しないでこんな文句ばっか書いてたのかよ!っと思われそうで恥ずかしい…

{なんで山崎賢人は清原果耶を救ったあとにもい一度コールドスリープに入ったの?}

この理由がわからないのです。
あのまま1995年に残ってても問題ないと思うのですけれど。
いくら考えても私の粗末な脳では答えが出ませんでした。
妹と同い年になって結婚するため以外考え付かないのは私の思考が狭くて皮肉れてるからなのだろうか。
だれか親切な方教えていただけたら幸いです。

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劇中セリフより

「夏しかなくても、きっと冬への扉を探すと思うよ」

もしそう考えてるとしたら年中扉開けて回るんじゃね?
その姿はカッコいいのか、哀れなのか。

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フリント

2.5恋愛要素がもう少しあれば良かったかな

2021年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

個人的に三木監督の作品とは相性が良く、彼の作品に対してはおおむね高く評価してきました。特に切ない恋愛物を作らせたら彼が日本で一番の映画監督ではないかと思っております。

本作品はSF要素がかなり強めの作品となっており、彼の持ち味の1つである恋愛要素がもう少しあればなお良かったかなと感じました。
また登場人物はやや多めで時系列と相関関係がちょっと判り難くかったかな。
BTTFを連想させるようなシーンもありましたし、古いパソコン、携帯、ブラウン管テレビといった懐かしさを引き立たせるような小道具による演出が良かったです。
藤木はロボット役なのでずっと無表情なのですが、一か所だけ表情を見せるシーンがあり、そのシーンが印象的でした。

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canghuixing

4.0泣かせるSFミステリー😭

2021年6月25日
iPhoneアプリから投稿

原作がハインラインなんですね、
筋書きがしっかりしてるなあと感じながら観てました^_^

役者さんも良かったし、テンポも良く、最後まであっという間でした^ - ^

猫のピートが最高に可愛かったですね😻

久々にいい映画観たなあって思える作品でした!

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映画大好き

4.0SFタイムムーブ映画

2021年6月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

幸せ

想像と違った内容だったが、開始から引き込む。
飽きる事もなく最後までとても面白い‼️
何度か軽く鳥肌場面も。
恋愛要素薄く、若干サスペンス要素が入ってるかな。

ラストは感動です!

邦画では珍しいSF設定も良かった。

山崎賢人君、清原果那さん最高!

PS 猫が苦手な自分だが、とても愛おしく可愛くて大好きになりました。

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ノブ様