「ラブストーリー?SF設定が中途半端?」夏への扉 キミのいる未来へ レモンブルーさんの映画レビュー(感想・評価)
ラブストーリー?SF設定が中途半端?
原作未読 タイトルはかなり有名な小説。SFだったのは、今回 初めて知った?のかな?
1995年の世界と 30年後の2025年が描かれている。
けど…実際に有った出来事と 全くフィクションの出来事が この世界では 全て実際に起きた事として描かれるので…頭が固い😓私は、この世界に慣れるまで、居心地が悪くて あれやこれや疑問に思うことばかり…。それを言うなら、SFなんて 全部そういう事になるはずだから、この映画だけ違和感が有るのは何故なんだろう?
阪神大震災の映像が ドキュメンタリーみたいな印象を与えるからかな?…何故1995年だったのかな?
[ 以下 ネタバレ含みます ]
それにしても、「猫のピートが夏を諦めない」って ? 雪が降るのを見ると扉を開けて「夏」を探す? 飼い猫が同じ行動をしたら、「この子は外に出て雪が見たいのね」と、私なら考える…。何故、猫の言葉も解らないはずなのに、宗一郎達はピートが夏を探していると思うのだろう?不思議。タイトルは素敵な響きだけど…どういう意味なのだろう?明るい未来への扉?
冷凍睡眠が何の保証も無い(誰も何十年後に行けないから絶対に目覚めるなんて確証は無いはず!)のに、凄く一般的になってる(TVでCM)のが…不思議。その同じ世界線に阪神大震災もあるんだから…そうか、単なるタイムトラベル物なら その装置だけが、特殊だけど、この世界では、冷凍睡眠やロボット開発が一般的にある世界が日本の過去に現存したように描かれているからか!
原作はどういう設定なのかわからないけれど、主人公が最初に居るのは 原作が書かれた時代より随分未来の世界として描かれているのでは?
1995年の世界に 主人公が二人存在するのもよく分からない。博士はパラレルワールドを否定したけど…それじゃあ、室内に倒れてた宗一郎は どうなるの?冷凍睡眠で30年後目覚めたら、二人の宗一郎が2025年に現れそうだけど…?分からな〜い💦
なんやかんや言うても、これはラブストーリーなんだけど。
悪役は居ても、他の人々は良い人ばかり。
璃子が宗一郎を追いかけて冷凍睡眠に入るのは想像ついたな。ハッピーエンド!😊
ストーリーはともかく、見所は
猫のピートの可愛らしさ😄
ヒューマノイド?達の演技。本当に人間ではない雰囲気を醸していて、凄い!薄気味悪かった(笑)😅
濱津さん!いい味出してますね〜😄 名バイプレーヤーになりそう!
山崎賢人さん 清原果耶さん、藤木直人さん、他、役者さん達は ちゃんと仕事していらっしゃった。
でも、脚本や設定が、残念。
もっと 思い切り未来設定なSFに振り切る方が良かったのでは?
テクノロジーが発達してるハズの世界なのに、携帯が…古い(笑)とか…1995年に合わせるのが無理クリで、ギクシャクして…
イマイチ、映画の世界観に馴染めず終わってしまった。😓
レモンブルーさん
コメありがとうございます。
そうなんですよ、、、、猫の絡みがないんですよ。
予告を見るに主人公が猫の身体を借りたりするのかと思ってましたが、、、。
中途半端感満載です。
レモンブルーさん、コメントありがとうございます。
時間を扱ったSF映画は面白いですよね〜
細かいツッコミどころを吹き飛ばしてくれるような楽しい映画は特に好きです♥
ピートは「シュレディンガーの猫」で、細かい事は割愛しますが、「生死は確定していない」と言う事を示唆しています。「夏を諦めない」=「生を諦めない」ですね!
という訳で、どこにも矛盾もパラドックスもない、単純な一本道です。
シンプルなジェットコースターのよいに、ループ(過去へのジャンプ)が1回のみ入っているだけですね。
1995〜2025の期間は、1週間ズレでA社・B社の両方に宗一郎が眠っていますが、社会にも歴史にも干渉を与えないので問題無い訳です。^ ^
こんにちはー。
これは、きっちりと辻褄の合う完璧なSF設定なんですー。
パラレルワールド(平行世界)というのは「荒唐無稽な何でもアリ」ではなく「何かがほんの少しだけ違う世界が、次元の違う空間に重なりあっている」という発想なんですね。
だから、この映画の世界は、我々の世界と「ほぼ同じ」だけれど、ほんの僅かな出来事が違っていて「三億円事件犯人は捕まっている」し、「冷凍睡眠の実用化に成功している」わけなんですが、他は大した違いはない世界なのです。
(ただし、原作にはパラレルワールド設定はありません。映画オリジナルですね。)
主人公にとっての「時間の流れ」を書いておきますね。ご参考まで^ ^
1995年「事件の日」罠に落ちB社にて冷凍睡眠に入る。(白井の息がかかった会社。本来契約していたまともな会社は、アルコールや薬物が体内残留していたら危険だから冷凍してくれません。)
→2025年・目覚める。1週間過ごし、タイムマシンで事件の少し前に戻る(プラズマ蓄電池を完成させる為に日数が必要。それを佐藤に託し、松下の会社に打ち勝って貰います。原作では事件の7ヶ月前に戻っていますが、映画ではもう少し少ない期日ですね。)
→1995年、再び事件の日「松下・白井&もう1人の自分」に気付かれないように、璃子と猫(ピート)を救い出す。
→事件の翌日、璃子を佐藤夫妻に預け、自分は本来契約していたA社の冷凍睡眠に入る。目覚める日は、最初の契約よりも1週間先に変更する。(璃子には、目覚める日と冷凍睡眠会社を書いた手紙を渡しておく。璃子がきちんと成人し、大学も卒業してから、もしもまだ自分とピートに会いたいならば、璃子も同じ会社で同時期に目覚められるよう冷凍睡眠出来るように。するかどうかは5年後の璃子の意思に委ねる。)
→2025年、過去に飛んだ日の前日。A社にて目覚める。(1週間前にB社にて目覚めた宗一郎は、この後過去に行ってしまうから問題ない)
璃子がどうしたか、希望と不安を抱きながら、指定した日時に睡眠会社を訪ねたら、無事に成長した璃子が目覚めた。(5年の間に彼氏でも出来ていて冷凍睡眠していなければ、普通に歳を重ねて47歳になっている。その可能性も充分あったわけだ)
→ハッピーエンディング