劇場公開日 2021年6月25日

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「スッキリ爽快、笑えて、ちょい泣きしちゃいました。」夏への扉 キミのいる未来へ 涼介さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スッキリ爽快、笑えて、ちょい泣きしちゃいました。

2021年6月26日
iPhoneアプリから投稿

原作はハインライン、SF小説を日本で制作ですか。設定とかスケール感とか、ちょっと不安を抱えながら着席。
ほぉ〜、舞台は1995年と30年後の2025年。
主人公は子供の頃からいろんなものを失う運命のロボット開発者で、かなりの天才。でも騙されて、研究してたものを失ってしまい30年間冷凍睡眠されてしまう。で、目が覚めてから過去を修正するべくタイムマシーンで30年前に戻る。
前半は、騙されるまでのいやーな展開で、ちょっと眠くなったりしたけど、未来に行ってからは、とっても楽しくて最後まであっという間でした。主人公の山崎賢人君と清原伽耶ちゃんは、人生の危機に巻き込まれる役なので、真面目で真剣。なかなか緊張感ありました。と、ロボットの藤木直人君がかなり笑わせてくれました。猫も可愛かったし、伏線回収もテンポ良く分かりやすかった。
原作が昔なので2025年って凄い未来だったんだよね。ロボットが社会になじんでるもん。
細かいことは置いといて、楽しい仕上がりで満足できました。
ただ、ひとつタイムパラドックスが・・・
2025年に賢人君、2人になってない?

涼介
pipiさんのコメント
2021年6月27日

↓誤記がありました。
5行目「事件の日」は1995年ですね。
失礼しました^ ^

pipi
pipiさんのコメント
2021年6月27日

本作は「同じ時空間に同一人物が存在するのは問題ない」(オカルト系ではなくSFなので)という設定なので、2人存在して困るのは「社会的な面」だけです。

2025年の「事件の日」に、元の賢人くんは眠らされ、白井の手がかかったB社にて冷凍睡眠に入ります。
30年後に目覚め、1週間(原作では半年)生活し、璃子とピート(猫)を救う為、「事件の日」の少し前に戻りますり(原作は7ヶ月前)
佐藤の信頼と協力を得て、プラズマ蓄電池とロボット「ピート」を完成させるのに必要な日数です。
(映画は、藤木ロボットがいるから佐藤に信じて貰えるまでの時間が短くて済む)
「事件の日」に開発を間に合わせ、松下の会社に打ち勝てる材料を佐藤に託し、璃子とピートを救った翌日、賢人くんは元々契約していたA社にて冷凍睡眠に入ります。目覚めるのはB社の賢人が起きる1週間後。過去に飛ぶ日の前日です。
よって、2度目の覚醒から起きた賢人くんは、過去にとんだあとの自分とすり替わり、何事もなかったかのように30年後の暮らしに戻るわけです。

1995〜2025の期間は1週間ズレでA社・B社にそれぞれ賢人くんが眠っていますが、歴史を改竄する心配もないし、社会的にも誰も気がつかないので問題無いことでしょう。

pipi