劇場公開日 2021年6月25日

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「大きなスケールを感じられないチープさ、プロットが雑で入りこめず」夏への扉 キミのいる未来へ たいよーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5大きなスケールを感じられないチープさ、プロットが雑で入りこめず

2021年6月26日
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原作未読。ワンデーのついでで初日に観たけど、浅い期待も超えてくれなかった。

序盤から感じた雑なプロットが元凶となり、終始バタバタ。タイムリープの凝り固まった理論的な部分はほぐしてくれるので多少は世界観に引き込まれるが、前フリが拙くて入ってこない。緊張感一つないまま、謎を解いていく。よって何処か腑に落ちないまま終わる。また、SF展開も半端に進歩してて良く思えない。東京モーターショーのコンセプトムービー、こんな感じだよなって思った。既視感もあって凄くチープに見える。
清原果耶と山崎賢人は安定感があって、ドラマとしての緊張感などはあるものの、付随するメッセージが軽くてピンとこない。あれだけ大きなことをやっているのに、全然大きく見えないのはかなりの致命傷だと思う。

ドラマの空気感は上手いが諸々半端に写る。三木監督のムード作りは評価できるものの、原作ファンほど肩の落としそうな作品。

たいよーさん。