ファナティック ハリウッドの狂愛者のレビュー・感想・評価
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僕はストーカーじゃない!
当時、映画館で観ました。
ジョン・トラボルタは映画オタクのムースをなかなかうまく演じていたと思いますね。
オタク特有の挙動というか、喋り方をちゃんと表現出来ていたのではないかと。
中盤でハンター家の使用人❓、女性の方が事故で亡くなりましたよね。
あれは不憫でした。
ハンターはスターではあるものの、あまりファンを大事にしない感じでしたね。
ムースの唯一の友人ともいえる女性がいたことが、せめてもの救いです。
ムースはラストで手をふっとばされてましたね。
ハンターは罪に問われるのでしょうか…。
重めのエンディングでしたね。
そうじゃないんよなぁ。
デニーロのザファンを観てから鑑賞。
いや、違うんだよなぁ。
もうちょっとドラマが欲しい。
たまたま前日に知ったサイン会で自分が無理矢理プライベートに割り込んだせいで冷たくされたからって家に押しかるか?
ずっと前から待ちに待った会で自分には落ち度が全くないのに向こうの機嫌が悪くて冷たくされたとかにするべきでは?
オタクのことわかってない人が作ったんだろうなってなる。
サイコというよりただ頭悪い?って感じがする。ザファンやキングオブコメディを観てから作品作ってほしい。
尻切れ…
トラボルタ?いつものスカした感じもなく、これ本当にトラボルタかって思うほどのストーカーぶり。彼が熱狂するほど思いを寄せるスターもぞんざいな態度で、何かといけ好かない。双方に全く共感できない。過剰防衛というほどボコボコにトラボルタを撃退するが、相手が狂人だけにまた復讐されると思わないのか、セキュリティ対策もしていないし、庭で家政婦が死んでても気付かないし、危機意識がない。ストーカーはやはり、自分本位でしかなく、他人の気持ちを全く考えない、病気と言われればその通りなのだが、基本的に人の話を理解しようとしない。親友がなぜそんなに彼を思いやるのか、優しすぎる。終わり方が中途半端だった。
トラ爺さんの怪演だけは面白かったけど…
あのトラボルタがこういう役をやった、という話題性はあるけど
単に、精神異常者である熱狂的なファン、という演技なだけになってる。
現実感がなさ過ぎて、ホラーにもドラマにもなっていませんでした。
もっと、どこにでもいる普通のファンが、偶然にも恵まれてどんどんエスカレートしてストーカー化していくような筋書きがよかったんじゃないかな? うん、主演はジム・キャリーでいいよ。
とにかく全体に嘘っぽすぎだね。 最悪なのは設定。
有名な俳優が自宅に何の防犯対策もしてない、って、あり得なさすぎでしょう?
百歩譲ってそうだったとしても、ストーカーを意識したら、さすがに何かしら対策するんじゃね?
それと展開ね。
俳優は前の家政婦に手を出したのがバレて妻とは別居中、って伏線。
今の家政婦にも気があるけど、まだ発展はしてないっていう伏線。
えー? 伏線だけで終わっちゃうの?、っていう、斬新なノー展開。
ムースが、事故とはいえ家政婦殺しちゃったというのに、すぐに忘れちゃうの?
家政婦が休暇取るとかの伏線もなしに突然いなくなっても、俳優さんは全く平気?
庭の死体には、誰もまったく気が付かないの?(これはみんな120%同感だよね)
やっと警察が見つけて、俳優が殺ったことになっちゃいました、って、無理過ぎない?
最期にムースがトボトボ街中を徘徊するシーン、手の指四本吹っ飛ばされて、眼玉片っぽナイフで刺されたっていうのに、なぜかほぼ普通に歩けちゃう。 …出血少量過ぎじゃないの?
天使のような(イラスト表現あり)女友達が偶然に見つけてくれて、めでたしめでたし。…おいっ!!
面白い
ラストとか「はぁ?」って感じだし
ツッコミどころも多くて
脚本も薄い気はするけど、
トラボルタの怪演あって面白かった。
他のレビューなんか見てるとトラボルタの迷走と言われてる
けど、僕は新しいトラボルタが観れて
やっぱりスゴい人だ!と始まって早々に思いました。
ただやはり脚本が単純過ぎる気はしてて、
トラボルタが精神病のような感じなのはどうなのかな?
と思いました。ファンと病気の比重の問題なのか、
可哀想な感じもしてしまった。
話も単純で面白く見えたけど、ラストは残念だった。
まず家政婦ずっと放置かい!とうのが気になって仕方なかったし、決着の付け方も中途半端。
役者が何故か捕まって終わるけど、
どう考えてもこの後ムースが捕まるしね!
どこで終わってんねんと言う気はしました。
でも、トラボルタのおかげで面白かったし、
トラボルタだから面白かったと言える。
これは非難される要素が多すぎる…
トラボルタは障がいのあるムースを上手く演じているが、悪意のある知り合いや過剰に接近し過ぎたスターとのトラブルなどを見せられると気分の良いものじゃない。
知的障がいがあるなりに何とか生活出来ている様子で、理解ある人には愛されているムースだが、彼を理解するには忍耐も必要とするだろうし、深く関わるより排他的な対応される事が多かったのも想像に難くない。
神の如く崇めていたスター、ダンパーとの邂逅がムースの人生を変えてしまうのは不幸なことだが、この刺激のせいで、彼がこれまで守れていた社会的なルールを越えてしまう。
映画と現実の境が無くなってしまった後のムースは見ていられない。
ハリウッドスターの虚像と現実。
虚像だけを信じたムースは現実に堪えられなかった。理解できないから仕方ない問題ではある。
ただ、メイドのドーラの件はムースがやらかしたのだから、ダンパーは何の容疑で逮捕されたのだろう?不法侵入したストーカーは裁かれないのか? ムースへの過剰防衛としても警察はずさん過ぎるし…。
後、この映画は誰に観せたかったのだろ?
笑って済む内容じゃないし、そりゃラジー賞貰うのも納得できる。
ニッチな作品であることは言うまでもないし、ハリウッドの虚像を叩くなら他にやり方あるだろう。内包されたテーマもあるんやら、無いんやら解らん。
非常識なファンが騒動を起こし、ファン軽視のスターがヒドイ目に遭う…だけの映画に見えるから、何度も観ようとは思わない。
やはり最大の見どころはトラボルタ
トラボルタほど毀誉褒貶が激しく、幅広くバラエティに富んだ役を演じる人はあまり見当たらない。その意味で本当にこの映画はザ・トラボルタ。トラボルタの数奇な俳優人生が導き出した究極のかたち。彼の生き様を見せられたかのような映画。
『グリース』や『サタデー・ナイト・フィーバー』で世界的なブレイクを果たし、その名を知らない人はいないくらい有名になったのに、エミリオ・エステベスが『D2 マイティダックス』シリーズの人として知られていったように、『ベイビー・トーク』シリーズの人となとなっていく。かと思いきや、ブライアン・デ・パルマ監督を敬愛し、『ミッドナイト・ナイト・クロス』を生涯のベスト映画に何度もあげているクエンティン・タランティーノに見出され『パルプ・フィクション』で2度目のブレイク。
強面を強調してジョン・ウー監督のアクション映画にも出演。ひょろっとした体でクネクネした踊りを踊っていた自身のイメージを払拭したかったのだろうか?
その後は、『バトル・フィールド・アース』でのバカすぎる宇宙人役で悪い意味で人々の記憶に残ることに。
その宇宙人にも増して、キャリア初期に青春スターとして大成功した後にその爽やかなイメージをぶち壊す俳優道をあえて進んできたと確信させてくれる、そんな自傷癖を感じずにはいられないのが本作の役どころ。
大好きなB級アクションスターに好かれたくて、サイン会で覚え愛でたくしてもらおうとサイン迫ったら、ファンなんか全然気にもしてなくて、むしろ軽蔑しているクズ野郎。これはおそらくトラボルタ自身であり、自虐的に自身をカリカチュアライズしたといえるキャラクター。
トラボルタも狂ったファンやパパラッチに追いかけられたり、ファンにうんざりすることもあったんだろう。ときにはファンにひどいことを口走ったりしたかも。
『サタデー・ナイト・フィーバー』の時の強烈なスター性にあふれたトラボルタが大好きなファンは、彼のイメージを青春スターとして固定化して追いかけをするだろう。それくらい彼はかつて輝いていたし、カッコいい大スターだった。でも、勝手に自分が何者であるかを他人に決めつけてくる、そんなファンにトラボルタがうんざりしているのは容易に想像できる。
そんなうんざりするファンを、狂ったキャラとして演じてみて自分の俳優人生を俯瞰して冷静に振りかえることができたんだろうと思うとともに見えてくるのは、彼の役の幅広さと奇人変人を演じたがるその指向は、『サタデー・ナイト・フィーバー』のイメージで固定化してくるファンへの復讐であるということだ。
トラボルタの復讐によって、青春スターのトラボルタが好きだったファンは落胆のどん底に突き落とされ、それを嬉々として楽しむトラボルタの顔が目に浮かぶ。
イカれっぷりがエグい
珍しく嫁さんが観たいと
ゆことで観てきました。
なかなか面白かった。インパクト ゆうか
パンチがある ゆうか
飽きずに観れました。
嫁さんに感想聞いたら
『展開がイマイチ』
『面白くなかった』やて
えー?!(゚Д゚)
ある意味、ホラー映画ファン必見!
『ミザリー』の系統かと思っていたけど、第三者目線もしくはストーカーであるムース本人目線で描かれているという違いがあった。ムース(トラボルタ)は発達障がいなのだろうか、コミュニケーションが苦手で、視線は常に相手の目を見ていない。それでもハリウッド通りでは観光客相手にイギリス警官のパフォーマンスでわずかな金を稼ぐ毎日。
人気俳優ハンター・ダンパーの熱狂的ファンでもあるムースは、サイン会で冷たくあしらわれたことから徐々にストーカー化していくのですが、ダンパーの豪邸が意外にもセキュリティーが甘く、家宅侵入して偏執的な愛情へと変わっていくのだ。
親の浮気を見ないようにと、ヘッドホンをつけてホラー映画鑑賞に浸っていた少年時代。ダンパーもSFやホラーにばかり出演してるみたいで、彼の嗜好にもぴったり当てはまるヒーロー的存在。「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド、知らないの?だめじゃん」とか「ジェイミー・リー・カーティスを超えたかな」などと、ダンパーに難問を押し付けたりする。ウケるのが「マニアックは面白かったけど、リメイクはクズだな」といった台詞。そして13金の・・・
映画オタクぶりと偏執愛。ダンパーの洗面所にあった薬や歯ブラシ、台本というものにまで手を付け、最終的には本人を縛り上げる。映画も徐々にホラー的な変貌を遂げ、加害者も被害者もある一線を越えたら狂気に変わるというテーマも伝わってくる。「本当はいい人なんだ」と誰からも言われるくらい、いい人なんだから(トラボルタ本人も)。
ハリウッド通りでは色んなパフォーマンスがあることもわかり、一度は訪れてみたい観光スポットに決定。マリリン・モンローの真似する姉ちゃんにもサインを貰いたいし、トラボルタの自宅にも訪れてみたい。ついでに言えば、パフォーマンスを見るときには財布をすられないようにしなきゃね。
勿体なさすぎる
さすがのトラボルタ。
共演者も抜群に引き込まれる演技!
キャストの存在感がとにかく凄いいい!!ジワる?
でも、だからすごい残念なんです!!
ストーリーがあまりにずさんで、リアリティが無い。
キャラの掘り下げが無さすぎて不完全燃焼。
ムースに関わる全てのキャラがあまりにステレオタイプで思わせぶりな割に何にもしない。何も起きない。起こさない。え?いやいや無警戒過ぎるやろ!は?最後何?え?あいつの覚えとけは何やったん???
伏線回収なし?存在感抜群だったけどあなた結局誰?みたいな上げたらキリがないほど深みの無い描写。
ぐぬぬ。それでもトラボルタの恐ろしいほどの鬼演技に(あとアナの可愛さ)星1にはとても出来ませんでした。
【”ファンをもっと大切に!””I am not stalker !” 前髪坊っちゃんのジョン・トラボルタがハリウッドスターに激しく迫るダーク・スリラー・コメディ。】
ームース(ジョン・トラボルタ)は小さな頃から、母親の浮気をヘッドフォンをして映画を観ることでやり過ごして来た・・。その結果、彼は大人になり切れない映画スターに憧れる、かなりイタイ映画オタクに・・-
■印象的なシーン
・ムースの喋り方、思考、嗜好・・
お姉っぽい言葉使い、子供としか思えない短絡的で同じことを繰り返す行動、ストロベリー系の飲み物が好き・・。
-どう見ても、精神的に破綻しかけている中年男である。だが、根っこは善良な人間だという事が分かる。彼の唯一の親友アナや映画グッズ販売の店主も彼を大切にしている・・。ー
・ムースは偏愛するハリウッド・スター、ハンター・ダンパーのサイン会でわざわざ買ったジャケットと彼の本にサインをしてもらう列に並んでいたが・・、”邪魔”が入って貰えず、わざわざ彼を追いかけてサインを貰おうとするが・・。
アナがハリウッド・スターの住居が分かるアプリをムースに紹介したことで、彼はハンター・ダンパーの家にまで押し掛ける。
ー”ヒーローには近づくな・・。本当の姿が分かるから・・”
という言葉が印象的である。
サイン位、ファンには、キチンとしてあげないと大変なことになるよ・・。あんなアプリがあるのかな?-
・で、その通りになる・・。
可哀そうなのは、ハンターが目を付けていたメイドさん。不慮の事故により、(原因はムースなのだが・・)亡くなってしまう・・。
<ハリウッド・スターの傲慢さ、驕りを糾弾したかのようなラストが印象的な作品。ジョン・トラボルタの怪演とメイクも印象的である作品でもある。
(ゴールデン・ラズベリー賞最低主演男優賞は、誇っていいと思うぞ!、私は。)>
ラストにいくまでが面白い。
途中まではめちゃくちゃ怖くて面白かった。
俳優をベッドに縛り付けてからが長い。
置き手紙の意味も特になし。
メイド殺され損。
俳優まさかの逮捕。
結末がスッキリしない映画だけどジョントラボルタの怪演が楽しめます。
トラボルタの異常者を楽しむ分には…
トラボルタが異常者を演じるというのを楽しむ以外個人的には全く合わない作品となった。
そもそもこれファンと呼んでいいものなのか…ハンターがファンを邪険に扱うのは確かに良くない事かもしれないが…ルールやマナーを無視したムースに対してあの程度の強くあたるのはそこまで異常にも思えず…
まぁムースの異常者物語としては面白いんだけど、オチでしっかりムースが裁かれず終わるのもなんだか違和感あり。
冒頭にも書いたとおりトラボルタの異常者姿を楽しむ分にはまぁ少なからず笑わせてもらうところもあったが全体的にはなかなかつまらなかった。
最高に素晴らしい
映画秘宝の最強新聞のコーナーで紹介を担当させていただいております。長年映画を見続けて老いを感じるころ合いになってしまった我々にはただごとでない映画で、イオンが配給だからみんなの近くのイオンシネマで上映されます。新潟はイオン新潟西での上映が決定しています。胸を張ってお勧めします。みんなで見よう!
(追記)
イオンで公開されていたので2回目。やっぱり素晴らしかった。これまでこのようなクレイジーなオタクを描く際には嘲笑や揶揄、排除の対象が多くて、今敏監督の『パーフェクト・ブルー』などオタクがもろにストーカーの犯罪者で恐怖の対象で排除される様子が描かれていて、お前はそうじゃないのかと今監督が大嫌いになった。細田守監督の作品にも同様な印象がある。『ファナティック』ではキモヲタを共感や敬意をベースに描いている。
トラボルタも若いころは『サタデーナイト・フィーバー』でそれこそ、ハンターをはるかに超えるレベルのスーパースターで、キモヲタに迷惑してひどい対応もしたのだろう。しかし長い低迷期を経て『パルプ・フィクション』でスターに返り咲いてからは「ファンあってこその自分」が身に染みて実感したのではないだろうか。ハンターがそもそもトラボルタで、トラボルタが若いころに冷たくあしらったキモヲタがムースで、そのように冷たくした相手に懺悔して、実は自分もキモヲタで仲間だという気持ちでムースを演じたのではないだろうか。そうしてこの映画の暖かみが醸し出されているのではないだろうか。
ムースの友達のリアがあり得ないレベルでムースに親身で、ファンタジックな存在かと疑念が生じる。
70前くらいのトラボルタと同世代女性がお友達と見に来ていて、そういう人たちはどのように受け止めるのか、ちょっと気の毒であった。
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