「まさに不屈の音楽家」マイ・バッハ 不屈のピアニスト odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに不屈の音楽家
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若くして世界的な活躍をしていたブラジルの天才ピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンスが何度もの不幸に見舞われたにもかかわらず、その苦難を乗り越えて、音楽の道を切り開いていく姿を描いた伝記映画、実話好きのクリント・イーストウッドさんも映画化を考えたというがプロデューサーのブルーノ・レザビシャスさんは「この物語はブラジル人こそが映画化すべきだ」とジョアンに直談判し、映画化にこぎつけたそうだ。ジョアンさん、現在も指揮者でご活躍のようですが実際には大変な苦労、葛藤だったと思います。今までジョアンが受けた手術は24回にも及ぶといいますが映画では割と簡単に立ち直っているように見えるのもブラジルの英雄への賛歌なのでしょうかね。
映画ですが見どころよりは聞きどころ、何といっても音楽の素晴らしさ、ジョアンがピアノを弾くシーンが多い。しかも、それは、ご本人が弾いたものを使っているそうだ、心地よい名曲の数々に酔いしれました。
映画では出て来ませんでしたが2016年リオパラリンピック開会式でブラジル国歌演奏をされたようです、また2020年にはインスタグラムで手袋をしての演奏も公開、ブラジルの工業デザイナー、ウビラータ・ビザーロ・コスタさんがジョアンの為にクロロプレンゴムを3Dプリンターで加工して作った演奏を助ける為の特別品だそうで、またピアノが弾けるようになったそうで良かったですね。
音楽番組は好きでNHKのクラシックTVはよく観ているので清塚信也さんなら本作をどう解説なさるのかと興味津々、NHKONEで探してみようかな。(残念、見つからなかった)
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