「心技体」マイ・バッハ 不屈のピアニスト bluecinemaさんの映画レビュー(感想・評価)
心技体
芸術が 心技体による最高のパフォーマンスによって傑作が生み出されるなら、ジョアン・カルロス・マルティンスは、体の怪我によって技が再現できなくなり、のちに心も崩れかけた。しかし芸術への渇望が消えなかったからこそ生きながらえながらも、晩年に渡って新たな芸術を生み出すことができた。ビルエヴァンスは天才的な美しさがありながらも長年の薬物によって人生を終えたが、ジョアンのピアノにはずっと変わらない情熱が宿っていた。心を鍛えるのは難しいが、最後は強い精神力が生を全うする為に大切だと感じた。昨年2020年にバイオニック技術を利用した手袋を使って20年ぶりにピアノを弾いている姿がSNS上で拡散され、見ていたが今回の映画で深い背景を知ることができた。
コメントする