「濃密な旅路」カラミティ コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
濃密な旅路
「常識の殻を破って、自立し自分らしく生きる」主人公が、独特の色彩とともに描かれており、まるで「世界名作劇場」一年分の密度をもってストーリーが展開します。
キャラデザインが今の日本で受けるかは微妙なのと、勝ち気を通り越して誰に対しても攻撃的な性格の主人公が受け入れられるかは微妙ながらも。
旅を通じて生きていく術とともに、寛容さや柔軟な考えを身につけていく様は、成長と捉えれば許容範囲かと。
画面の色彩、構成が絵画のように素晴らしいので、字幕を追うより、吹替版での鑑賞が向いていると思います。
エンディングロールの主題歌は、のちに誇大な自伝や、大ボラふきと知られる彼女の性格を反映していて面白かった。
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