「脚本が『シッパイの妻』」スパイの妻 劇場版 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
脚本が『シッパイの妻』
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なんと言っても、素晴らしいのは蒼井優の演技です。前半のセレブな奥様から、後半の旦那一途の行動的な共犯役への切り返しが見事です。高橋一生の旗色不鮮明な役もいい感じです。一方で肝心の脚本は、スパイをテーマにしている割には淡々と起伏のないサスペンスレスな内容です。旦那のスパイ活動の動機と行動はピンとこないし、憲兵隊の動きもチグハグです。最後の憲兵隊本部のシーンで幕切れにしとけばよかったのに、その後のシーンは蛇足だし、ラストのテロップもなんか尻切れトンボでした。
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