「前半1/3は緊迫感旺盛なれど終盤は消化不良」スパイの妻 劇場版 重さんの映画レビュー(感想・評価)
前半1/3は緊迫感旺盛なれど終盤は消化不良
ベネチア映画祭銀獅子賞を獲得したと言う事もあって公開初日に観た。
結婚したばかりの妻が、大陸から帰った夫を信じられるのか否かの葛藤を描いた前半1/3までの緊張感はただならぬ迫力とドキドキ感が凄かった。
が、終盤がちょっと残念の感は否めず消化不良となった。前半での蒼井優と高橋一生はとても良かったし、浮気者の東出昌大も憲兵隊として機能していたね。
憲兵隊から完全マークされていたにも関わらず中盤であれほど奔放に出来るのかと頭に?が浮かんでしまってからがちょっとね。憲兵隊の突っ込みが甘過ぎたからなのかな。終盤は、リスクに耐えきれず愛情が勝ったのか、はたまた単なる裏切りか!? でも俳優陣は頑張っていたと思うよ。
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