「制約の中の自由」人数の町 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
制約の中の自由
借金取りに追われた男が黄色いつなぎの人物に助けられ、居場所を与えてやると言われて連れてこられたコミュニティの話。
働かず好き勝手をやっていても衣住が与えられ、食もネットにテキトーなことを少し書き込むだけで与えられし、少し危険だったり如何わしい仕事に志願するとプラスαの報酬も得られるが、子供とは引き離されて、勝手に町の外に出ることは出来ないという設定。
ルールが判らないところから、主人公が探り探りみせて行くと共に、町で知り合った女性と、行方不明の妹を捜しにやって来た姉、等の人間模様もみせていく展開で、空気感は重くは無いけど不気味だったり怪しかったり。
彼らのやっていることをみているとタイトルの意味が良く理解出来るし、もしかしたら、ディストピアではなく、ユートピアにも感じられるかも。
終盤の展開は、時間経過が見えないし、何で?どうやって?そんなに簡単に?いつの間に?という出来事も多く、唐突だったり、ちょっと練り込み不足を感じるところも結構あったけど、ハッピーともバッドとも言えない、意外で絶妙なオトし方で面白かった。
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