「サプライズの主役はコーラ。」名も無き世界のエンドロール はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
サプライズの主役はコーラ。
サスペンス要素も難し過ぎず、尺も丁度良かったです。子供の頃に出会った同じ境遇の3人の物語。「さみしいとさびしいは違う」「人に忘れられるのが怖い」というヨッチ。めっちゃ繊細。私は人のことすぐに忘れるし自分のことを覚えておいてほしいとも思わないけどなぁ~。ただ「エンドロールが終わったら死にたくなる」は分かる。特に冬のレイトショーとか。
時間軸をうまく使っていて伏線もそつなく回収。全体の流れも良かった。ラストの攻防はどんでん返しというよりは観ているこちら側との答え合わせみたいな感じになってしまってもう1つ何かあってもよかったのかな。コーラの使い方は終始絶妙でした。
出演者は中村アンが最高にハマってた!高飛車でわがままでイライラした(笑)そして新田真剣佑との並びが美し過ぎる。逆に評価を上げきれなかったのは岩田剛典。高校生パートはほんとに見るに堪えなかった。山田杏奈との横断歩道のシーンは補導された教え子を迎えに来た先生みたいだった。
人が変わったようになってしまう2人の心情も含めた変わり様を強調したかったんでしょうけど高校生パートは違う役者さんでいった方がよかったかも。
あとエンドロールのあとはdtvね。って、映画館で宣伝すな。そもそもスピンオフが気になるような内容ではなかった。
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