「ラストは蛇足?」名も無き世界のエンドロール nawadeさんの映画レビュー(感想・評価)
ラストは蛇足?
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ラスト20分の真実と煽られていたが、ストーリーは予想通りに進行した。
しかし、それはこの映画がつまらないといったものではなく、突飛な展開ではなく、伏線を拾っていけば辿り着けるフェアな流れと言えるだろう。そこに至るまでの見せ方が非常に巧かった。
予告編の見せ方故に勘違いするかもしれないかもしれないが、本作はサスペンスではなくラブストーリーなのだから。
クライマックスの復讐が目的でないという叫びにはグッときた。
出番こそ多くないが柄本明の演技が不気味で光っていた。
新田真剣佑は前髪を下ろした時と上げた時でまるで別人で吃驚した。
中村アンの激怒演技も凄かった。本人も自分が怒ったシーンは見たことなかったといっていたけど、これは身近でみたらびびるでしょう。
ただ、エンディング後のあのシーンがひっかかった。
舞台挨拶で意図が明かされるかと思っていたが、何も触れないままだった。
半年後に自殺したことをほのめかしているのかと思っていたが、dTVにて続きがドラマとして公開されるようなので、それをほのめかしているのだろうか?
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