「映像と脚本のマリアージュ。」おもかげ ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
映像と脚本のマリアージュ。
冒頭のタイトルまで、息子との電話のシーンをワンカットで描く緊迫感。そしてタイトル後のビーチの抜けの良いシーン。この序盤だけで、グッと掴まれた。
その後何度か描かれる海のシーンは常に同じものがないけど、波の高さや雲の形状がどれも人の感情にも似た、胸騒ぎのするもので、この作品の通底を支えている。そのおかげか、ところどころに感じる停滞が不思議に気にならない。むしろ冒頭で表現された緊迫感の再来を待ち受けるための準備にも思える。
荒れ狂う母なる海に対し、描かれる森の穏やかな対比も効いている。
エレナとオーディエンスの気持ちの揺らしかたが、めっちゃ上手い!
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